「一生懸命レッスンを考えたのに、反応が微妙だった」
「中々安定した稼ぎが得られない」
「割に合わないから辞めたい」
こんな風に感じている方もいるのでないでしょか。
私自身、何度も日本語教師を辞めたいと思いましたし、仲の良かった先生達でも、辞められた方はいます。
そこで、今回は、現在日本語教師で、今後の方向性を考えている人に向けて、ご自身の事を見つめ直す機会を作ってもらいたいと思いこの記事を書きます。
【こんな人に読んでもらいたい】
- 日本語教師がつらく辞めたいと感じている人
- 日本語教師として将来の方向性で悩んでいる人
日本語教師のリアルな悩み
下記の様な悩みを感じた事はありませんか。
- 準備に時間がかかりすぎる
- 生徒の反応が薄い
- 安定した収入が稼げない
- あまり昇給がない など
恐らく多くの先生が同じ事を一度は感じていると思います。悩んでいるのは、あなた一人ではないです。
昨今、オンライン日本語教師が注目されつつある中、「無資格でもOK」「未経験でも大丈夫」「月収○○円稼ぐ方法」などの謳い文句が目につきます。
ただ、この様な文言に飛びついて始めた人で、果たしてどれくらいの方が長く続けて日本語教師をされているのか気になるところです。
私は日本語教師11年目ですが、これまで色々な先生が辞めていきましたし、皆さん常に苦労されています。
簡単に始められても、それを続けるのは、決して簡単ではないと感じます。
先生のモチベーション
日本語教師を長く続けるとなると、常に勉強しづつけなければいけないと感じています。
また、オンラインやフリーランス日本語教師となると、他の先生との差別化をしないと学習者さん集めに苦労したりなど、悩みが付きません。
そのため、先生自身のモチベーションが低下していってしまう傾向にあると感じます。
日本語教師を長く続けられる人は、日本語に関する勉強が好きな人だと思います。
「異文化が好き・外国の人と関わる仕事がしたい」というだけでは、日本語教師は長続きしないと感じます。
「異文化が好き・外国の人と関わる仕事がしたい」これにプラスして、「日本語を教えていきたい・日本語に関する勉強が好き」こんな方が長く日本語教師を続けられるのではないかと思います。
自分の悩みの根源は?
現在、日本語教師として今後の方向性などで悩んでいる方は、どのような事が原因なのでしょうか。
- 準備時間がかかりすぎている
- 経済的な不安
- 孤独感(特にフリーランスなど一人で活躍されている方)
- 学習者さんの対応 など
まず、今悩んでいる原因を洗い出してみて下さい。
日本語教師が全てではない
悩みを洗い出した上で、「やっぱり日本語教師を辞めよう」という結論に至る方もいると思います。それでもいいです。ご自身が決めたことなので、全く問題ありませんね。
「異文化が好き・外国の方をサポートする仕事がしたい」そんな方であれば、なにも日本語教師だけが全てではありません。
≪日本語教師以外で、外国の方と関われる仕事例≫
- 生活支援業務
- 住宅支援業務
- 就労支援業務
- 医療通訳・コーディネーター
- 学校における外国人児童生徒支援員
- 入国管理局職員
- 弁護士・行政書士(外国人法務専門)
- 通訳・翻訳者(法廷・行政機関など)
- 国際交流員
- 多文化共生コーディネーター
- NPO/NGO職員(外国人支援)
- 外国人向けメディア運営
- 外国人向け旅行代理店
これらの仕事は、それぞれ求められるスキルや経験、資格などが異なります。ご自身の興味や強み、語学力などを考慮して、どのような分野で外国人支援に関わりたいか具体的に考えてみてください。
解決策を見つけよう
正直、悩みを出すのは簡単でも、それを改善していくのが大変なんですよね。
しかし、私は、きっと皆さん、ご自身で解決策を見つけられると思っています。
そのためには、少し過去の自分や、今後の自分の事を考える時間を取ってみると良いかもしれません。
そこで、ちょっとしたワークシートを作成しました。
これらの質問について考えてみると、今後の方向性が見え、そして、解決策を見つけられたり、または、モチベーションアップへ繋がったりするかもしれませんので、興味のある方は目を通してみて下さい。
※これで必ず解決するとは限りません。しかし、何か’ヒント’になる可能性はあるかと思います。
日本語教師×○○
このサイトでは「日本語教師×○○(自分の強み)で”ユニーク(唯一無二)”な先生になろう」という事を掲げています。
オンラインで誰でも気軽に始められるよう様になってから、日本語教師の数が増えました。
日本語教師不足と言われていますが、それは、日本語学校で勤務する(つまり教壇に立って授業をする方)先生の事を指しているのだと思います。
オンライン日本語教師は、増加傾向にあるのではないかと思います。
参考までに、オンラインプラットフォームPreplyでは、既に約3,000人程度日本語教師の登録があります。

この様な現状であるため、オンライン日本語教師やフリーランス日本語教師として活躍していくには、やはり、ご自身の強みをプラスしていった方が、より学習者さん獲得へ繋がっていくのではないかと感じています。
”ユニーク(唯一無二)”な先生になろう
あなたの強み・個性は何ですか。
日本語教師で日本語を教えられるのは、当たり前で、そこに更にプラスできる事を考えてみて下さい。
前職の経験でもOKですし、何か人よりちょっとだけ得な事でもOKです。
何も素晴らしい事でなくてもいいんです。
また、今現在特に何もないという方は、これから勉強して身に付けてみても良いんです。

最後に
オンライン日本語教師は今後も増加していくことが考えられます。
その中で、ある意味他の先生と競わないと生き残っていけません。
ネットやSNSなどでは、どうしても成功している人の情報が出回るので、みんなが成功しているように捉えられがちですが、決してそんなことはありません。
プラットフォームに登録して、対応可能時間も多く設けいているのに、あまり予約が入らないという人もいます。
また、どんなに魅力的な紹介文や紹介動画を作っても、先生に味がなければ、継続してもらう事が難しくなると思われます。
頑張るところは、魅力的な紹介文や紹介動画を作るだけではなく、先生ご自身に深みを付け継続する事だと、私は感じます。
