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【日本語教師×コーチング】コーチングとは?日本語教育の現場での取り入れ方・おすすめ本や講座紹介あり

【日本語教師×コーチング】コーチングとは?日本語教育の現場での取り入れ方・おすすめ本や講座紹介あり
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日本語教師をしいて、伸び悩む学習者、モチベーション維持に苦労する学習者への対応に、困る事ってありませんか。

「もっと学習者一人ひとりの可能性を引き出し、自律的な学びをサポートしたい」

「ティーチングだけでは届かない、学習者の内面にアプローチする方法を知りたい」

そんな時は、コーチングをしてみると効果が表れるかもしれません。

そこで今回は、近年、日本語教育の現場で注目され始めているコーチングについて、どのように取り入れることができるのか、おすすめ本や講座などを紹介します。

【こんな人に読んでもらいたい】

  • 日本語教育にコーチングを取り入れてみたい人
  • コーチングに興味がある人
  • 学習者さんの事で悩んでいる人

コーチングとティーチングの違い

日本語教師・フリートークのネタ100個

皆さんは、コーチングとティーチングの違いが分かりますでしょうか。

日本語教師にとって、学習者の成長を支援する上で重要な「コーチング」と「ティーチング」ですが、2つは似ているようで、アプローチや目的が大きく異なります。

それぞれの違いを理解し、状況に応じて使い分けることが、より効果的な指導につながっていくと思います。

≪ティーチング≫

  • 目的: 知識やスキルを教え、学習者の理解や習得を促す。
  • 主体: 教師(教える側)が中心。
  • アプローチ: 教師が情報を提示し、説明し、指示を与えることが中心。
  • コミュニケーション: 一方向的、または知識の確認を伴う双方向。

≪コーチング≫

  • 目的: 学習者自身が目標を達成するために必要な能力や意欲を引き出し、自律的な成長をサポートする。
  • 主体: 学習者(コーチングを受ける側)が中心。
  • アプローチ: コーチ(教師)は質問や傾聴を通じて、学習者自身が考え、気づき、行動することを促す。答えを与えるのではなく、学習者の中にある答えを引き出す。
  • コミュニケーション: 双方向的で、対話を重視。学習者の意見や感情に寄り添う。
ティーチング コーチング
目的 知識・スキルの伝達・習得
学習者の自律的な成長、目標達成のサポート
主体 教師 学習者
役割 指導者、知識の提供
サポーター、可能性を引き出す
アプローチ 教える、説明する、指示する
質問する、聴く、承認する
焦点 知識・スキル
学習者の内面、主体性、可能性
答え 教師が持っている
学習者の中にある
関係性 教師と生徒(上下関係に近い場合もある)
コーチとクライアント(対等なパートナーシップ)

上記の表に記載したことは、あくまでの一般的な考え方や私が思う事柄ですので、これが全てではありませんし、上記以外もあると考えます。

コーチングとカウンセリングの違い

日本語教師養成講座を受講するメリット

コーチングとティーチングの他に、カウンセリングも似たようなニュアンスを持っていますよね。

では、コーチングとカウンセリングは何が違うのでしょうか。

コーチングとカウンセリングは、どちらも相手の成長や問題解決を支援する対話型のコミュニケーションですが、その目的、焦点、アプローチには明確な違いがあります。

≪カウンセリング≫

  • 主な目的: 相談者が抱える心理的な問題や悩み、感情的な苦痛を軽減し、精神的な安定を取り戻すこと。
  • 焦点: 過去の出来事、現在の感情、心理的な問題や苦悩、心の癒し。
  • 時間軸: 過去から現在に焦点を当てることが多い。
  • 関係性: カウンセラーは相談者の心理的な問題を理解し、サポートする役割。

≪コーチング≫

  • 主な目的: 相談者が自ら設定した目標を達成するために必要な能力や意欲を引き出し、行動を促し、継続的な成長をサポートする。
  • 焦点: 未来の目標、現状の課題、行動計画、能力開発、自己成長。
  • 時間軸: 現在から未来に焦点を当てる。
  • 関係性: コーチは相談者の目標達成をサポートするパートナーとしての役割。
カウンセリング コーチング
主な目的 心理的な問題解決、癒し、精神安定
目標達成、行動促進、自己成長
焦点 過去の経験、心理的な苦悩
目標、現状の課題、行動計画
時間軸 過去~現在 現在~未来
関係性 専門家と相談者 パートナー

上記の表に記載したことは、あくまでの一般的な考え方や私が思う事柄ですので、これが全てではありませんし、上記以外もあると考えます。

日本語教師にコーチングが求められる理由

日本語教師・留学生・留学生以外

そもそも、日本語教師にコーチングは必要なのでしょうか。

昨今、日本語学習者も多様化してきています。

学習目的も、進学、就職、趣味、文化理解、国際交流など多岐にわたり、日本語の習熟度、学習スタイル、学習に対するモチベーションも一人ひとり大きく異なります。

そのため、悩みや目標も多様になり、学習者一人一人が目標や課題に向かって取り組むためにサポートしていく事が、より必要になってきていると感じています。

特に私は、自分がフリーランス日本語教師として働くようになってから、学習者さんの悩みや話をより深く聞くようになり、このコーチングの必要性を感じ始めました。

コーチングの基本

コーチング・ティーチング・カウンセリングの違いや、コーチングの必要性が分かったところで、基本的なコーチングについて見ていきましょう。

【前提として】

  • コーチングは、基本一対一で行います。
  • コーチング内で話したことは、口外しない事を約束します。

①傾聴

コーチングでは、学習者の言葉だけでなく、表情、声のトーン、沈黙などにも注意を払うと良いです。

学習者は安心して自分の考えや気持ちを表現できます。信頼関係を築く上で最も重要です。

【ポイント】

  1. 学習者の発言を最後まで聞く
  2. 相槌やうなずきで、聞いているサインを送る
  3. 内容を要約したり、言い換えたりして確認する
  4. 言葉の背景にある感情や意図を理解しようと努める

②質問

コーチングは、答えを与えるのではなく、学習者自身が考え、気づきを得られるような質問を投げかけることで、主体的な学びを促します

【ポイント】

  1. オープンクエスチョンとクローズドクエッションを上手に使い分ける
  2. 「なぜ?」ではなく「何が?」に変える
  3. 学習者の目標や願望を引き出す
  4. 行動を促す質問をする
  5. 振り返りを促す質問をする

③承認

コーチングでは、学習者の努力や進歩、考え方、感情などを認め、言葉や態度で伝えることで、自己肯定感を高め、さらなる成長を促します。

【ポイント】

  1. 結果だけでなく、プロセスを褒める
  2. 学習者の良い点や強みを見つけて伝える
  3. 小さな進歩も見逃さない
  4. 学習者の感情や意見を受け止める

④目標設定のサポート

コーチングで明確な目標を持つことは、学習の方向性を定め、モチベーションを維持するために重要です。コーチは、学習者が主体的に目標を設定するのをサポートします。

【ポイント】

  1. 学習者自身の言葉で目標を語ってもらう
  2. 目標達成に向けた具体的な行動計画を一緒に考える

⑤フィードバック

コーチングでは、学習者が自身の現状を客観的に把握し、改善点を見つけるために、フィードバックを行います。

【ポイント】

  1. 「あなた」と「私」と主語を上手に使い分ける
  2. 良い点と改善点をバランス良く伝える
  3. 改善のための具体的な提案をする
  4. 一方的な評価ではなく、対話を通じて行う

コーチングは、学習者一人ひとりの可能性を信じ、それを引き出し、自律的な学びをサポートするという事です。

おすすめの本&講座

きっと、この記事を読んでいる方の中で「もっとコーチングについて学びたい!」と思っている方もいると思います。

そんな方のために、おすすめの本と講座を紹介します。

おすすめ本

まずは、本を読んでみたいという方は、日本語教師のためのはじめてのコーチングがおすすめです。

恐らく、現時点では、日本語教師に特化したのコーチング本はこれだけかと思います。

Amazonで購入

私も購入し読みましたが、すごく興味深く、一気に読み終わってしまいました。

著者の具体例もあり、とても読みやすくイメージが湧きやすかったです。

日本語学校で働いている方はもちろん、オンラインでレッスンをされている方や、フリーランス日本語教師の方にも、十分役に立つ内容です。

コーチングの講座

更にコーチングについて学びたい方には、コーチングの講座があります。

しかし、コーチングの講座は割と高価な講座が多く(100万円ぐらいするものもあります)、ちょっとだけ学びたいなと言う方には、ハードルが高いと感じます。

そこで、ここでは、教育に関するコーチング講座、オンラインで学べる講座、価格が低めの講座を紹介します。

もっと本格的に学びたい人は、国際資格などもありますので、将来的にそちらも勉強しても良いかと思います。

団体名 HP 講座名 価格 受講形態 資格
ヒューマンアカデミー HP 認定コーチ養成講座 73,700(税込) 通信講座 日本実務能力開発協会認定コーチ
日本青少年育成協会 HP 教育コーチ認定講座
(複数あり)
6,600円(税込)~ オンライン
(一部eラーニングあり)
受講講座により異なる
FIRST COACH HP オンラインコーチング講座 148,500円(税込)~ オンライン FC認定プロコーチ資格

まとめ

今回は、日本語教師におけるコーチングに関する事を書きました。

私自身、記事を書いていて感じたのですが、日本語教師には、ティーチング・コーチング・カウンセリング、全て必要な気がしました

もちろんメインは、ティーチングですが、学習者さんの状況に応じて、時には、カウンセリング的な面もあり、また別の時には、コーチング的な面もあり、柔軟に対応していかなければならないように感じます。

コーチングは、学び始めると、きっと好きな人はハマる分野なのではないかと思っています。(私もそのうちの一人です)

興味があったら、是非コーチングに関する分野の知識も増やしてみてください。

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