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【げんき(GENKI)第10課 初級日本語教科書】教案作成のヒント!無料PDFダウンロード教材アリ

【げんき(GENKI)第10課 初級日本語教科書】教案作成のヒント!無料PDFダウンロード教材アリ
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日本語を教え始めたばかりの先生、初級学習者向けのクラスで、もっと効果的で楽しい授業を作りたいと考えていませんか?

多くの日本語学校や大学で採用されている教科書『げんき』(第3版)は、会話と文法をバランス良く学べる教材です。

しかし、「どのように教案を組み立てたらいいか分からない」「学生がもっとアクティブに参加できる授業にしたい」と悩む先生も少なくありません。

そこでここでは、私の実体験を元に、『げんき』を使った授業で役立つ教案作成のヒントと、すぐに使える無料ダウンロード教材を紹介します。

単なる文法説明に終わらない、学生の「できた!」を引き出す授業を作りたい方に読んでもらえると嬉しです。

【こんな人に読んでもらいたい】

  • げんきの教科書を使って教えている/教えたい人
  • 初級者向け日本語レッスンをしている/したい人
  • 教案作成のヒントを探している人

この記事は、げんきのテキストをお手元に用意して照らし合わせてみると、より分かりやすい内容になっています。

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げんき(GENKI)第10課の学習事項

初級日本語げんき第10課の学習項目は下記の通りです。

  1. 二項比較
  2. 三項以上の比較
  3. 形容詞/名詞+の
  4. ~つもり
  5. 形容詞+なる
  6. どこかに/どこにも
  7. 助詞「で」(手段)

第10課では比較級を勉強するので、また一段と話せることも増え、会話する機会をたくさん作れると良いです。

ここまで立て続けに新しい動詞の形の変換を勉強してきましたが、10課ではありませんので、まだSFが定着していない人は、引き続き練習をしていけるといいですね。

①二項比較

二項比較自体は難しくないのですが、文章を覚える必要があるので、言う練習が必要になるかと思います。

AのほうがBより(形容詞)です。

「AはBより」という言う方もできますが、ここでは取り扱わなくてもOKです。混乱する可能性があります。

単純に文章に言い慣れる練習として、最初に下記の様な練習を行ったりしています。

げんき(GENKI)第10課二項比較

たまに、形容詞を忘れていて文章が中々作れない方もいますので、その際は、過去に勉強したものも合わせて、形容詞の復習をしても良いと思います。

言い方のバリエーションとしては「どちら」「どっち」「のほうが」「よりも」があるので、いずれも練習してもOKです。

単純に「Aの方が好きです」で終わらず、その理由まで聞くと、長い会話練習ができます。

げんきのサイトにも、追加アクティビティがありますので、必要に応じて使用してみて下さい。

②三項以上の比較

次は3つ以上の物を比較する言い方を勉強します。

Q:Category のなかで どれが いちばん (形容詞)ですか。

A:_____が いちばん(形容詞)です。

質問の疑問詞は「何・誰・どこ」などに変更できます。

二項比較と三項比較のミックス会話練習ができると、学習者さんもたくさん話せて楽しいと思います。

③形容詞/名詞+の

「私はげんきのワークブックを持っています。これは、私です。」

2回目以降言う時の省略に使う「の」です。何が省略されているのか分かるように示すよう心がけれると◎です。

  • 「名詞+の」は「のの」とならない

《例》メアリーさんのかばん→メアリーさんのの

  • 「い形容詞+の」を入れない

《例》大きいかばん

  • 「な形容詞」は「なの」になる

《例》きれいなかばん→きれいなの

  • 英語の「one」ではない

《例》I don’t have one.→ を持っていません。

④~つもり

動詞の現在形(肯定・否定形)+つもり です。

動詞は、辞書形とない形が入りますので、ない形(SF動詞の否定形)を忘れている人もいる可能性はありますので、必要に応じて復習をしてみて下さい。

「つもり」と「思います」の違いについて

時々、聞かれる質問です。

「つもり」には「そうする」という強い意志があります。

「思います」はその場で思いついた、または、まだ確定していない先の行動について使います。また、個人的な意見、推量、判断を言う時にも使います。

⑤形容詞+なる

形容詞を使って「変化」を表す文法です。

  • 名詞・な形容詞+なる

《例》きれいなる・会社員なる

  • い形容詞+なる

《例》大きなる ※いい→よく

げんきのサイトにも、追加アクティビティがありますので、必要に応じて使用してみて下さい。

⑥どこかに/どこにも

「どこにも」は否定形になります。

Q:週末、どこかに行きましたか。

A:どこにも行きませんでした

それ以外にも「誰か」「何か」も勉強します。

文法はそこまで難しくないですが、言い間違い(どこにか・どこもに等)をしないよう、QAをたくさんするなどして、話す練習ができると良いですね。

⑦助詞「で」(手段)

ここでは、手段の「で」と「(時間)かかります」を勉強します。

「歩いて」

新出語彙に「歩いて」があるため「電車と歩いてで、行きます」と言ってしまう方がたまにいます。

その際は「徒歩で」という語彙を導入して使ってもらうと自然です。

教科書では「電車で」という交通手段で使う練習しかありません。

しかし文法事項には「はしで」「日本語で」という交通手段以外の「で」もありますので、少し練習しても良いと思います。

絵カード&イラスト

初級の時は、絵カードやイラストを有効に活用して、目からの情報もたくさん取り入れると◎です。

げんきのテキストは対応している絵カードがありますので、購入してみても良いと思います。

げんき絵カード①げんき絵カード②
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その他、私のサイトにもイラストがあり無料ダウンロードできますので、良かったら使ってください。

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無料PDFダウンロード教材

第10課で勉強した文型を使った練習問題を考えてみました。

良かったら参考にしてみて下さい。

第10課練習

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