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【げんき(GENKI)第2課 初級日本語教科書】教案作成のヒント!無料PDFダウンロード教材アリ

【げんき(GENKI)第2課 初級日本語教科書】教案作成のヒント!無料PDFダウンロード教材アリ
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日本語を教え始めたばかりの先生、初級学習者向けのクラスで、もっと効果的で楽しい授業を作りたいと考えていませんか?

多くの日本語学校や大学で採用されている教科書『げんき』(第3版)は、会話と文法をバランス良く学べる教材です。

しかし、「どのように教案を組み立てたらいいか分からない」「学生がもっとアクティブに参加できる授業にしたい」と悩む先生も少なくありません。

そこでここでは、私の実体験を元に、『げんき』を使った授業で役立つ教案作成のヒントと、すぐに使える無料ダウンロード教材を紹介します。

単なる文法説明に終わらない、学生の「できた!」を引き出す授業を作りたい方に読んでもらえると嬉しです。

【こんな人に読んでもらいたい】

  • げんきの教科書を使って教えている/教えたい人
  • 初級者向け日本語レッスンをしている/したい人
  • 教案作成のヒントを探している人

この記事は、げんきのテキストをお手元に用意して照らし合わせてみると、より分かりやすい内容になっています。

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げんき(GENKI)第2課の学習事項

初級日本語げんき第2課の学習項目は下記の通りです。

  1. 数字(100~10万)
  2. これ/それ/あれ/どれ
  3. この/その/あの/どの+名詞
  4. ここ/そこ/あそこ/どれ
  5. だれの+名詞
  6. 助詞「も」
  7. 名詞+じゃないです
  8. 助詞「ね」「よ」

数字の練習は、ただ数字を言うだけでなく、楽しく練習ができるように工夫すると◎です。

いくらかだけでなく、足し算、引き算をしてみたり、自分の持ち物の値段を言ったり(持ってるペンやカバンや服など)すると、楽しんでもらえるかもです。

①数字(100~10万)

ここでは、300、600、800、3000、8000の発音に注意です。

また、100は「ひゃく」、1000は「せん」でOKですが、10000は「まん」ではなく「いちまん」と言う事も伝えましょう。

まだ第2課ですので、ひらがな練習が必要な方も多いかもしれません。

数字をひらがなで書いて、それを読んでもらなどしても良い練習になると思います。

英語圏の方は、2020を「twenty-twenty」という言い方もされますが、日本語では「にじゅうにじゅう」とは言わない事も伝えると良いかもです。

②これ/それ/あれ/どれ

これは、きちんと位置関係を伝えれば、そんなに混乱は起きないと思います。

ただ、英語では、それ/あれは、いずれも「That」になるため、やや大げさでもいいので、位置関係を正しく伝えるよう心がけれると◎です。

教室などでの対面レッスンであれば、位置関係が示しやすいかもしれませんが、オンラインレッスンの場合は、画面のみの平面でのレッスンであるため、パワポなどで、最初に位置関係を示した方が良いと思います。

下記の図のように、私の位置を示すと、画面上でも分かってもらいやすいです。

げんき(genki)初級日本語テキスト第2課こそあど

③この/その/あの/どの+名詞

先で、「これ/それ/あれ/どれ」の違いは勉強しているので、違いを伝えます。

「この/その/あの/どの」は、名詞と一緒に使います。下記の様な図を示せば、多くの人は分かってくれると思います。

げんき(genki)初級日本語テキスト第2課このそのあのどの名詞

テキストには、インフォメーションギャップの練習(CardAとCardB)があるので、それを使ってもOKです。

もう少し練習が必要だと感じたら、学習者さんが興味のありそうな分野の物(アニメ、洋服、仕事など)に関連する物やイラストを用いて、「そのスマホは、いくらですか」などと練習をしても楽しいと思います。

日本語学習をしている人全員が、日本のアニメが好きとは限りませんので、少しでも楽しく、印象に残ってもらいやすいレッスンができるよう、学習者さんの興味を知れるよう心がけれると◎です。

④ここ/そこ/あそこ/どこ

これは、「これ/それ/あれ/どれ」と同じ位置関係であり、場所を言う時に使う事を伝えれば、多くの場合、スムーズに理解してもらえると思います。

教科書にも少し練習があるのですが、教室での使用を想定した内容になっています。

オンラインレッスンの場合は、少しプラスして練習をした方がいいと感じます。

ワークブックにある練習が割とおすすめです。

人がいるような状況(パーティーや会社の集まりなど)を設定し、「○○さんは、どこですか」「○○さんは、あそこです」などの練習ができます。

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⑤だれの+名詞

これも特に難しい文法ではありませんので、練習をたくさんできると◎です。

ここでたまに「これは、誰の本ですか」ではなく「この本は、誰の本ですか。」という文です。

「本」を2回言う事になり、日本人なら「この本は、誰のですか」すぐに言えてしまうのですが、この文法は第10課で勉強する事ですので、ここでは「これは、誰の本ですか」という文の作りを練習するようにすると◎です。

ただし、良くできる方であれば、第10課の文法事項を使っても良いと思います。

⑥助詞「も」

同じ国の人や同じメーカーの物などを用いて、「この車はトヨタです」「その車もトヨタです」などと示すと分かりやすいと思います。

特段難しい文型ではないので、既習文型もたくさん使いながら練習できると◎です。

⑦名詞+じゃないです

上記の「も」の流れで、急に違う物をだすと、割と自然に導入できると思います。

【導入の例】

トヨタの車の写真を2枚続けて見せる。

1枚目:「この車はトヨタです」

2枚目:「この車トヨタです」

3枚目に日産の車の写真を見せる。

3枚目:「この車はトヨタじゃないです

時々「この車は、じゃないです」と言ってしまう事がありますので、いつも「名詞+じゃないです」という形をとることを伝えましょう。

げんきのサイトにも、追加アクティビティがありますので、必要に応じて使用してみて下さい。

⑧助詞「ね」「よ」

こちらは、テキストに練習はありませんが、文法事項としてあります。

「ね」と「よ」、いつ使うのか伝え、練習もできると◎です。

「ね」はconfirmationやagreementの時に使います。

「よ」はNew informationを伝える時に使います。

ちょっと大げさに先生が表情も付け加えながら伝えられると良いですね!

絵カード&イラスト

初級の時は、絵カードやイラストを有効に活用して、目からの情報もたくさん取り入れると◎です。

げんきのテキストは対応している絵カードがありますので、購入してみても良いと思います。

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その他、私のサイトにもイラストがあり無料ダウンロードできますので、良かったら使ってください。

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無料PDFダウンロード教材

下記から、私が作った「よ&ね」の練習問題が無料でダウンロードできます。

良かったら参考にしてみて下さい。

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