オンライン日本語教師として働き方の一つに、プラットフォームに登録してレッスンを行うという方法があります。
実際に、既に多くの先生が行っており、家の近くに日本語学校がないという方でも、簡単に始める事ができます。
フリーランスとして海外でノマド生活を送るなんてこともできなくはないです。
そんな夢の様な働き方ができるのですが、正直、オンライン日本語教師としてプラットフォームに登録しただけでは、簡単に集客するのが難しくなってきております。
そこで、今回は、今後オンライン日本語教師としてプラットフォームも活用していこうと考えている人向けに、メリット&デメリットや上手な使い方をご紹介していきます。
【こんな人に読んでもらいたい】
オンライン日本語教師で自由に働きたい人
フリーランス日本語教師になりたい人
プラットフォームを活用して集客したい人
自由度の高い働き方をしたい人
そもそもプラットフォームって何?
プラットフォーム(platform)は、英語で、台、壇、舞台、演壇などの意味があります。
オンラインの場合、企業がネット上に提供している舞台上に、自分のレッスンを繰り広げていくといったイメージになります。
日本語レッスンに特化プラットフォームというよりも、様々なジャンルを教える・教わりたい人がアクセスをし、その中の一つに、日本語レッスンもある、という感じになります。
そのため、かなり多くのレッスンがあり、探し出すのが大変です。
ただ、高評価をたくさんもらったり、長期的に継続して行っていると上位表示されることもあり、そうなると集客へ繋がりやすくなります。
プラットフォームに登録して、そのままではなく、最初のうちは、自ら自分を宣伝する方法を持っておいた方が、より早く日本語レッスンを受けたい人に、見てもらえる可能性がアップします。
プラットフォーム利用のメリット&デメリット
プラットフォームと言うものが、どのような物か分かったところで、今度はプラットフォーム利用におけるメリット&デメリットを見て行きましょう。
ここを事前に理解していないと、ただ、登録しただけで、全くレッスンをすることができないなんて事も普通にありますので、今後活用していきたい人は、必ず見るようにしてください。
メリット①:自由度が高い
プラットフォームへの登録は無料ででき、また、スケジュール調整は全て自分で行う事ができます。
そのため、自分が働きたい時間帯のみレッスンを受け入れる事ができます。
長期休暇等も、事前にスケジュールをクローズにしておけば、予約が入らないようになりますので、取得しやすいです。
メリット②:やりたい事ができる
日本語学校に所属していると、どうしてもカリキュラムや指導要領があるため、それに沿った内容のレッスンをすることなりますが、プラットフォームを活用してレッスンを行う際は、完全自分オリジナルの授業をすることが可能です。
もちろん、通常のレッスンのように教科書を使っても良いですが、会話中心のレッスンやアニメ・日本文化に触れられるレッスンを行うなどしても、全く問題ありません。
日本語レッスンをいう枠から外れ過ぎなければ、基本何でもOKです。
日本語教師になって、やってみたいレッスンがある人は、プラットフォームを活用して、オリジナルの楽しいレッスンを繰り広げてみると◎です。
他の先生との差別化も計りやすいので、人気講座になる可能性も十分あります。
メリット③:自分主体で動きやすい
日本語学校に所属している限り、どうしても、自分主体での行動は少し遠慮しがちになると思います。
しかし、プラットフォームを利用して、フリーランスの様に活躍するのであれば、自分主体で様々な事を決めたり進めていく事が可能です。
働く時間・1コマのレッスン時間・1コマのレッスン単科・レッスン内容・受け入れ生徒など、全て自分で決めれます。
もちろん、最初のうちは、何でも受け入れて行かないと集客が難しいかと思いますが、軌道に乗ってくれば、自分のやりたい事だけ、受けたい生徒だけ受けるなんて事もできなくはありません。
何でも自分で判断しないといけないので、少し大変かですが、これに慣れると、逆に日本語学校に所属して働く事の方が、窮屈に感じるかもしれませんね。
デメリット①:集客が大変
先に記載した通り、プラットフォーム上には、既に多くの人が登録して、様々なレッスンを繰り広げています。
そのため、登録しただけでは、レッスンを受けることは難しいと思われます。
興味を持ってもらえる様なレッスン内容や、自分のページを作成してたり、SNS等の拡散して知ってもう必要があります。
恐らく、多くの人はここで集客が上手くいかず、挫折してしまうと思われます。
デメリット②:競合が多い
デメリット①と似ていますが、プラットフォーム上には、たくさんの日本語教師の方が登録されており、人気講師となっている方がたくさんいらっしゃいます。
そういった方と、生徒の取り合い(言葉があまり良くないですが苦笑)をしなければなりません
「日本語レッスンをします」だけでは、先人に勝てない可能性がありますので、「日本語レッスン+α」を考えた方が良いです。
デメリット③:差別化が難しい
競合が多いから、自分オリジナルのレッスンをしようと考える事はとても良い事ですが、既に多くの人が「日本語レッスン+α」を持っています。
だいたいパッと思いつくものは、できっていると思ってもいいでしょう。
ご自身が、何か秀でた物をお持ちでしたら別ですが、そうでない場合は、差別化が難しいです。
「日本語レッスン+アニメ」
「日本語レッスン+日本文化」
「日本語レッスン+歴史」
「日本語レッスン+着物」
「日本語レッスン+お茶」
「日本語レッスン+日本の歌」
「日本語レッスン+ビジネス(マナー)」
「日本語レッスン+敬語」
この辺は、既に多くのレッスンが登録されています。
同じこともやるのは全く問題ありませんが、そうであれば、他のレッスンを何が違うのかを明確にした方が良いです。
日本語教師おすすめプラットフォーム7選
プラットフォーム利用のメリット&デメリットも分かったところで、一体、どんなプラットフォームがあるのかをご紹介していきます。
全てに登録しても良いですし、ご自身が気に入ったサイトだけ登録してもいいです。
Cafetalk(カフェトーク)
カフェトークは、オンラインで習いたい人・教えたい人を繋ぐ、プラットフォーム型のオンライン習い事サービスです。
レッスンは全てオンライン(SkypeまたはZoom)で実施され、レッスンや生徒の管理は、サイト上でスムーズに行うことができます。
語学以外にも、スポーツやビジネス関係などのカテゴリーもあります。
現在、日本語教師も募集中です。
ただ、既に700名近い方が日本語レッスンを提供しています。
アカウント申請は、無料で公式に講師登録され自分のページがプラットフォームに掲載されるには、1度軽い面談が必要になります。
面談と言っても、何か問い詰められると言ったわけではなく、簡単な自己紹介や今後行っていきたい事の確認、稼働日の確認などが行われます。
その後、審査を通過したら、自身のページがカフェトークのプラットフォーム上に掲載されることとなります。
italki(アイトーキ)
※2024年1月現在、新規日本語教師の募集は行っておりません。
italkiは、生徒と教師を結び付けて1対1のオンライン言語レッスンを提供するグローバルな言語学習コミュニティです。
語学学習のためのプラットフォームとなります。
語学メインのプラットフォームは、多くはないのでとてもおすすめなのですが、現在は、新規日本語教師は募集していないため、講師登録ができません。
興味のある方は、定期的に募集開始されているか確認してみて下さい。
Amazing Talker(アメージングトーカー)
Amazing Talkerは、語学だけでなく、スポーツやカウンセリングなど幅広い内容のレッスンを提供できるプラットフォームです。
2024年1月現在、日本語教師も募集しており、通常の授業スタイルの講師や会話レッスンの講師、初級向けの講師など細かく分かれて募集しています。
既に多くの日本語教師の方が登録されてはいますが、これから参入したいという方も、割と気軽に始められやすいと思います。
登録前に、現在登録している日本語教師の方が、どんな内容のレッスンを提供しているのか、チェックしてみるもの◎です。
Preply(プレプリー)
Preplyは、語学がメインのプラットフォームです。厳密には、語学以外のレッスンの提供も可能ですが、多くが語学関連のレッスンになります。
日本語教師も、既に1,300人近い方が登録されております。
かなり多くの人が登録していますので、正直たくさんのレッスンを受け持つのは、時間がかかる可能性がありますが、講師が多い分、学習者数も一定数以上いると考えられます。
新しく登録したら、SNS等と利用して、自分のページがある事を広めていく必要がありそうです。
ココナラ
ココナラは、自分の得意なことが出品できるスキルマーケットで、日本では有名なプラットフォームになります。
この中で、日本語レッスンを提供する事も可能です。
ただし、ココナラ自体は、語学のイメージが薄いため、自分のページを作成したら、SNS等で拡散する必要があるかと思います。
ここでページを作って待っているだけでは、中々生徒は集まりにくいと思います。
manatea(マナティー)
manateaは、スポーツ、音楽、料理、アート&クラフト、ビジネスなどのジャンルがメインのプラットフォームになり、語学は、主流ではありません。
そのため、日本語レッスンを提供している人が少なく、ライバルがほぼいません。
もちろん、語学のプラットフォームとしての認知は低いため、自分のページをどのように広めていくかは問題となりますが、それでも、登録しておいて損はありません。
全て有名語学プラットフォームでは、多くの先生が登録されているため、学習者さんに、自分を探してもらう事は、かなり難しいです。
どのプラットフォームに登録しても、自分のページをSNS等で広めていく必要がある事には変わりはないので、manateaに登録しておいても良いでしょう。
Fivver(ファイバー)
fiverrは、ヨーロッパで有名なフリーランス向けのプラットフォームになります。
日本語には対応していないため、英語をはじめとするヨーロッパ言語ができる必要がありますが、登録は無料です。
既に、日本語教師の方も登録されておりますが、語学メインのプラットフォームに比べれは、講師の数は減りますので、その分ライバルも減ります。
ヨーロッパの学習者さんにレッスンをしたい人は、登録してみてくもいいでしょう。
上手なプラットフォームの拡散方法
ここまで、日本語教師として登録しておくといいプラットフォームをご紹介しましたが、ただ、登録しただけでは、集客するのは難しいです。
その原因は、既に多くの先生が登録されているので、プラットフォーム内から自分のページを見つけてもらうのが難しいと言うのが主な理由です。
学習者さんに見てもらえないと、レッスン獲得はできません。
そのため、少しでも多くの人に、自分のページを知ってもらうために是非活用してもらいたいのがSNSです。
X(旧Twitter)やインスタ、Youtube、Tiktokなど何でもご自身が好きな物でOKですので、動画や投稿を始めて、日本語を学習している人に、自分がオリジナルのレッスンを提供している事を知ってもらう必要があります。
【自分のページを広める方法】
簡単に誰でも始めやすいのは下記の2通りです。
- SNSで発信
文字投稿→X(旧Twitter)
画像投稿→インスタ
動画投稿→TiktokやYoutubeまたはインスタのリー
- 自分のブログで記事執筆
日本語関連の記事を書く。
ただし、記事は日本語学習者向けの内容にすること。(簡単な文法解説など)
その中で、レッスンを提供を案内をする。
もし少し余裕があるのであれば、自分のブログを作成し、それをSNS内にリンクとして張り付けておくと、より集客に繋がる可能性が大です。
まとめ
今回は、オンライン日本語教師のおすすめプラットフォームや、利用のメリット&デメリットをご紹介しました。
下記にて2024年1月現在の情報を載せておきますので、参考にしてみて下さい。
サイト名 | 日本語教師数 | 手数料等 | |
カフェトーク | 公式HP | 約700名 | 講師設定ポイント数に相当する金額の60%もしくは、別途「マージンレート」に定められた、60%以上の額 |
italki | 公式HP | 988名 | Paypal,銀行振込が選べますが、いずれも手数料がかかる。 |
Amazing Talker | 公式HP | 不明 | 講師の収入に応じて0-30%の手数料がかかる。 |
Preply | 公式HP | 1,297名 | 運営手数料は33%から始まり、Preply上で教えた時間数に応じて18%まで下がる。 |
ココナラ | 公式HP | 不明 | 手数料22% |
manatea | 公式HP | 1名 | レッスン料金の20% |
fiverr | 公式HP | 不明 | 手数料20% |
どのプラットフォームを利用しても、手数料は20%~30%程度かかります。
それを鑑みて、料金設定ができると◎です。
ただし、あまりにも他の先生と差があり過ぎるのは良くないので、その辺は相場を踏まえて設定するようにしましょう。