ここでは、サバイバル日本語教材【NIHONGO Fun&Easy】の使ったゼロ初級者向けのレッスン方法をお伝えします。
今までの経験を全て盛り込んでいますので、参考にしてもらえればと思います。
テキストを見ながら読むと、より分かりやすい説明になっています。
文末には、サブ教材がダウンロードできますので、必要に応じて使用してください。
【こんな人に読んでもらいたい】
- 初めてNIHONGO Fun&Easyを使う人
- ゼロ初級者向けのレッスンをしたい人
Unit5について
Unit5は「許可を得る」際に使えるフレーズを勉強します。
フレーズは2つのみの、少し短いユニットです。
≪目標≫
相手に許可を得られるようになる
お店などでの支払いの際の「カードでいいですか」や、知人宅を訪問した際の「借りても良いですか」などのフレーズです。
ユニット5で、初めて動詞が出て来ます。
テキストには既に「て形」の形で記載されておりますが、ゼロ初級であるという事を踏まえれば「て形」や「辞書形」などの形の変換については、特に説明しなくても良いと思います。
動詞&形容詞の変換表あります!
動詞の変換表のデータを作成しました。
辞書形からの変換と、ます形からの変換と2パターンありますので、使いやすい方を選んでいただければと思います。
1データ500円ですが、エクセルデータで14個の動詞の変換表を一気にゲットでき、修正も可能です。
\購入する/
時には学習者さんから動詞の形について質問される事があります。
その際は、ユニット5の最後にあるRemember and Useのページを使って少しだけ説明しても◎です。
特に言われなければ、この時点では、特に触れなくてもOKです。
Unit5Phrase1
フレーズ1は、「○○(Noun)でいいですか」というフレーズです。
特に難しくないフレーズですが、時々「一万円でいいですか」と「靴でいいですか」はいつどういった状況で使うのか、という質問をされることがあります。
「一万円でいいですか」を使う時、100円なのに、一万円しか持ってない、「大きいのしかないんですけど、いいですか」といった状況ですよね。
また、「靴でいいですか」は、日本の家(時々居酒屋などでも)靴を脱ぎますよね。そいういった場面で使うよ、という事を伝えると◎です。
簡単に使用される状況を英語でもOKなので、説明してみると相手も納得してくれると思います。(ただ、説明し過ぎには注意です!)
Unit5Phrase2
フレーズ2は「て形+もいいですか」です。
初めての動詞という事で、学習者さんも嬉しく思う人も居ます。
ここでの注意点は促音です。
「入って」と「履いて」が新出語彙に出て来ますが、この違いが難しいです。
手をたたくなどして、拍数が違う事を伝えると◎です。
また、日本語では促音が大切だよ~という事も一緒に伝えてみても良いと思います。
ちゃんと1拍おかないと、意味が通じない時がありますもんね。
Dialogue(ダイアログ)&Listening
ダイアログには、少し難しい単語が入っています。
身分証明書・在留カードなど、フレーズ内では出てこなかった単語がありますので、ダイアログを始める前に、単語の確認をするといいです。
となりのMaterialページに英語訳とローマ字がありますので、そこを見れば問題はないと思います。
音声は、データダウンロードもしくはオンライン上で聞く事もできます。
もちろん、学習者さんも無料で聞けますので、予習復習などで使ってもらう事もできます。
文字学習について
NIHONGO Fun&Easyを使用している間に、理想としては、ひらがなとカタカナの勉強が終了する事です。
このテキストの後、どの教材に進むにしても、基本的には、文字が分からないと学習できませんよね。
ですので、この本を使用している間に、レッスン中5分程度でも文字学習時間を設けてみると◎です。
下記にて、無料でPDFデータがダウンロードできます。ひらがな・カタカナの練習に必要でしたら使ってください。
1 | ひらがな | |
2 | カタカナ |
無料サブ教材
NIHONGO Fun&Easyの単語のみを抜粋したPDFです。
フレーズと単語を覚えていれば、このシートを見て会話練習をしてみてもOKです。
単語に英語訳はないので、単語を覚えているかの確認でも使えると思います。
フレーズ1 | ダウンロード |
フレーズ2 | ダウンロード |
今後、ユニット12まで12回にわたりNIHONGO Fun&Easyの教え方ポイントを掲載します。
良かったら、全部に目を通してもらえばと思います。少しでも役に立つと嬉しい限りです。