2024年(令和6年)11月から開始された日本語教師の国家資格「登録日本語教員」試験ですが、受験された先生方に聞くと、割と難しかったとの感想が多くありました。
私のインスタをフォロワーしてくださってる先生方も、合格された方と不合格だった方と両方いらっしゃいました。
もちろん独学もできますが、多くの日本語学校や企業が試験対策講座の開講を始めています。
中でも、ヒューマンアカデミーは、登録日本語教員試験対策講座だけで、6種類も用意されています。
そこで今回は、ヒューマンアカデミーの登録日本語教員試験対策講座を全て詳しく解説していこうと思います。
【こんな人に読んでもらいたい】
- 登録日本語教員試験対策講座を探している人
- 国家資格「登録日本語教員」になりたい人
- 日本語教師になりたい人

ヒューマンアカデミーとは
1985年の創設し、キャリアアップのための資格取得、 就転職を目指す社会人の方、学生の方のための総合校として、全国に校舎を展開してきました。
そのノウハウを活かして、現在は通信講座は150以上開講しています。通学、通信、自分に合った学習方法を選べます。(講座によってはどちらら一方のみとなります。)
ヒューマンアカデミー通信講座では、学習を開始が目的ではなく、資格取得やその先の就転職など、目標を達成することをゴールとしています。
通学講座もありますが、通信講座でも、受講生が目標達成できるようにサポート体制が整っています。
- 分からないところは、何度でも質問可能
- 学習サポートプラットフォーム「assist」で管理
- 無料で受講サポート期間の延長可能(条件あり)
- オンラインセミナーでスキルUP
大手だらかできる手厚いサポートで、受講生の方の合格や目標達成をサポートしてくれます。
登録日本語教員試験対策講座
ヒューマンアカデミーで開講されている対策講座は、下記の6つです。
- 日本語教師に求められる「必須の教育内容50項目」解説講座(教材付き)
- 日本語教師に求められる「必須の教育内容50項目」解説講座(教材なし)
- 令和7年度 日本語教員試験 基礎試験対策セミナー
- 令和7年度 日本語教員試験 応用試験対策セミナー
- 令和7年度 日本語教員試験対策コース(教材付き)
- 令和7年度 日本語教員試験対策コース(教材なし)
いずれも令和7年の試験対策であるため、映像は2025年12月31日までの公開とのことです。
質問は、令和7年度日本語教員試験日の2週間前(令和7年10月19日)まで可能です。
教材について
「「①②日本語教師に求められる「必須の教育内容50項目」解説講座」と「⑤⑥令和7年度 日本語教員試験対策コース」には、教材付きとなしがあります。
ここでの教材は下記になります。
1 |
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日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第5版 |
¥3,520 |
2 | ![]() |
日本語教育能力検定試験 分野別用語集 |
¥2,860 |
3 | 講義資料(PDFファイル形式での提供) |
既にテキストをお持ちの方は、「教材なし」でもいいかもしれませんが、「教材付き」でも、さほど金額に差はありませんので、講義資料もPDFでもらえると考えると、「教材付き」の方がお得かと思います。
「必須の教育内容50項目」解説講座
ここでは、日本語教員試験出題範囲である「必須の教育内容50項目」のうち、重要なキーワードを中心に勉強します。
【学習内容】
- 社会文化地域/2教程
- 言語と社会/2教程
- 言語と心理/3教程
- 言語と教育/7教程
- 言語/10教程
【時間数】
- 約1時間×24教程
【教材】
- 日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 分野別用語集
- PDF講義資料
基礎となる事柄を勉強するインプットメインの学習になります。
基礎試験対策セミナー
ここでは、第一回の日本語教員試験で出題された問題を分析し、科目ごとに、基礎知識の定着を図ります。講義⇔問題演習を繰り返し、インプットのみならず、アウトプットもしていきます。
【時間数】
- 約3時間×7教程
- 約1時間×1教程
【教材】
- PDF講義資料
基礎試験も受験される方は、受講されることをおすすめします。
応用試験対策セミナー
ここでは、応用試験で出題される聴解問題・読解問題の対策をします。問題演習を行いながら、問題解決能力を養います。
【時間数】
- 約3時間×9教程
- 約1時間×1教程
【教材】
- PDF講義資料
【聴解試験対策】
- 限られた試験時間内で聴解問題を解ききるポイント知れる
- 分野ごとの攻略方法が知れる
- オリジナルの聴解問題で演習ができる
【読解試験対策】
- 学習者にあった日本語教育の知識を適用できるよう、応用試験で問われる「教育現場における現場対応能力」に繋げる。
日本語教員試験対策コース
これは、セットコースになります。
【セット内容】
- 日本語教員試験対策スタートアップ講座
- 日本語教師に求められる「必須の教育内容50項目」解説講座
- 令和7年度日本語教員試験基礎試験対策セミナー
- 令和7年度日本語教員試験応用試験対策セミナー
【時間数】
- 約74時間
【教材】
基礎からしっかり学び、基礎試験&応用試験どちらも受験予定の人は、セットコースがおすすめです。
受講料
それぞれの受講料は下記のとおりです。
1 | 「必須の教育内容50項目」解説講座(教材付き) | 66,000円 (税込) |
2 | 「必須の教育内容50項目」解説講座(教材なし) | 63,200円 (税込) |
3 | 基礎試験対策セミナー | 41,800円(税込) |
4 | 応用試験対策セミナー | 53,900円(税込) |
5 | 日本語教員試験対策コース(教材付き) | 166,100円(税込) |
6 | 日本語教員試験対策コース(教材なし) | 159,500円(税込) |
\より詳しく見る/
令和6年の日本語教員試験について
昨年初めて行われた日本語教員試験ですが、詳細な結果が発表されています。
合格率は、約6割とのことですが、受験された先生方、皆さん、割と難しかったと言っておられました。

令和7年の日本語教員試験について
ここでの情報は、文部科学省からの発表されている資料を基にしています。(日本語教員試験に関すること)
日程
試験実施期日は、令和7年11月2日(日)です。
年齢、学歴、国籍等の条件は不問です。
試験の構成
試験は以下のとおりです。
(参照:令和7年度日本語教員試験実施要項)
受験料
1.基礎試験及び応用試験 18,900円
2.試験免除の場合
(1)基礎試験免除 17,300円
(2)基礎&応用試験免除 5,900円
ご自身のルートは、文化庁から出ている「登録日本語教員の資格取得に係る経過措置」にてご確認ください。
試験会場
現在調整中です。(2025年3月現在)
合格基準
-
基礎試験:必須の教育内容で定められた5区分で、各区分で6割程度の得点、かつ総合得点で8割程度の得点があること。
-
応用試験:総合得点で6割程度の得点があること。
申し込み
令和7年度試験案内については、令和7年6月頃公表予定とのことです。
日本語教員試験システムにて、公開されるようです。
サンプル問題
どんな内容か気になりますよね。
ここでは、サンプル問題と出されているものの、一部を紹介します。
もっと詳細に知りたい方は、令和7年度日本語教員試験の出題内容及びサンプル問題をご確認ください。
サンプル①
(5)について、【 】内に示した観点から見て、他と性質の異なるものを、それぞれ1~4の中から一つずつ選べ。
(5)【接尾辞「化」の意味】
- 情報化
- 有料化
- 自由化
- 義務化
サンプル②
言語学習において、学習者は学習を促進するための様々なストラテジー(方略)を用いると言われている。このような学習ストラテジーのうち「メタ認知ストラテジー」の例として最も適当なものを、次の1 ~ 4の中から一つ選べ。
- 教師に質問し説明を求める。
- テキストの文脈から意味を推測する。
- 学習計画を立てて、随時進捗を確認する。
- 目的に応じた聞き方や読み方を選択する。
サンプル③
資料2の下線部a「ウォーミング・アップ」として行うのに最も適切なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
- このロールプレイのモデル会話をまず音声で聞く。
- 許可を得る表現「~てもいいですか」の口慣らしを行う。
- ロールプレイの内容に影響しないよう、あえて関係のない話をする。
- 授業を休んだ経験やその理由、そのとき先生に事前に話したかなどについて聞く。
受験された先生方の感想
私のインスタをフォロワーしてくださっている先生方に聞いたところ、皆さん、時間の余裕がなく、考える問題も多かったので、決して簡単ではなかったといった内容をおっしゃっていました。
フォロワーしてくださってる方の中には、残念ながら…の先生もいらっしゃいました。
良かったら、インスタもフォローしてもらえると嬉しいです^ ^
アカウント:@egg_nihongo_kyoshi

まとめ
今回は、ヒューマンアカデミーの日本語教員試験対策講座を紹介しました。
合格に向けて早めに勉強を始める事をおすすめします。
皆さんの合格をひっそりイタリアから祈っております。
