2024年11月17日に第一回目の日本語教師国家資格「登録日本語教員」試験が行われました。
私自身はイタリアに住んでいるので受けれませんでしたが、私のインスタ(@egg_nihongo_kyoshi)をフォローしてくださっている先生の中に、実際に受験された先生おり、実体験を伺いました。
今後、日本語教師国家資格「登録日本語教員」試験の受講を検討している方は、是非参考にしてください。
【こんな人に読んでもらいたい】
- 登録日本語教員試験を受けたい人
- 日本語教師になりたい人
- 日本語教師国家資格について知りたい人
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申し込み方法は?
試験の申込みは、ネットと収入印紙で受験料支払い(郵送)という方法でした。
デバイスひとつで申し込めない点や、所定の様式での在職証明書を発行するなど、多少の手間はかかりましたが、概ねスムーズにできたとの事です。
【必要になる書類】
- 登録申請書(ポータルサイトで入力後印刷)
- 日本語教員試験合格証書or教員養成課程等の修了の証明書
- 学士、修士又は博士の学位の証明書
- 日本語教育機関の在職証明書
- 戸籍謄本若しくは抄本、又は住民票の写し
- 講習Ⅰ及び講習Ⅱの修了証
※どの書類が必要かは、経過措置ルートによって異なります。
ご自身のルートをご確認下さい。
独学できる?
結論、できます。
ただ、割と難しい問題もあったそうで、しっかり勉強した方が良いと思われます。
今回、独学で試験を受けた先生は下記の3冊を使用されたそうです。
日本語教員試験 対策用語集 | 単行本¥3,080 電子書籍¥2,772 |
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日本語教育能力検定試験 対策問題集 | 単行本¥2,530 電子書籍¥2,277 |
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日本語教員試験 まるわかりガイド | 単行本¥2,750 電子書籍¥2,475 |
中でも、日本語教員試験 まるわかりガイドが一番役に立ったと言っておられました。
講習Ⅱはどうだった?
登録日本語教員試験には、試験だけでなく、「講習Ⅰ」と「講習Ⅱ」というものがあります。
どちらを受けるか、一方のみかは、経過措置ルートによって異なりますので、ご確認下さい。
今回は、経過措置ルートE-2ルートで「講習Ⅱ」を受講された先生にお話を伺いしました。
受講方法
全てオンデマンドで、PCでも携帯でも見ることができます。そのため、通勤時間などスキマ時間を上手く活用できたそうです。
1単元90分ですが、短いパートに分かれていて、まとまった時間が取れなくても、ちょっとずつ勉強を進めて行けれるそうです。
自分の都合のいい時間に見れるのは、とても良いですね。
講習Ⅱでは、下記の様な事を学ぶそうです。
- 日本語の歴史
- 授業のブラッシュアップ方法
- 著作権について
- オンライン授業と対面授業の違いや注意点
- カリキュラムやテストの作成方法
- 評価ポイント など
日本語教育能力検定試験と似ている内容もあったが、コロナ渦で変わった事に関する内容もあったそうです。
難易度
日本語教育能力検定試験の内容の感じと似ており、忘れていることも多くありました。
ただ、何度も繰り返し見ることができ、また課ごとのテストも何度でも受けなおせるので、「難しくて終わらない…」といった感じではなかったそうです。
単元ごとに確認テストがあり、70%以上で次へ進めます。
また、最後にまとめテストがあります。
応用試験はどうだった?
難しいものもあり、また問題数も多かったため、あまり考える時間がなかったそうです。
聴解問題は、割と悩む所かと思うのですが、ここもテキパキと進めていかないといけないようです。
出題内容
下記は、おおよその出題割合(基礎試験)をして発表されているものになります。
(1)社会・文化・地域 | 約1割 |
(2)言語と社会 | 約1割 |
(3)言語と心理 | 約1割 |
(4)言語と教育(教育実習を除く) | 約4割 |
(5)言語 | 約3割 |
応用試験では、基礎的な知識及び技能を活用した問題解決能力を測定します。
教育実践と関連させて、区分を横断しての出題のため、領域ごとの出題割合は示されません。
応用試験の一部(音声問題)は、日本語学習者の発話や教室での教師とのやりとりなどの音声を用いて、より実際の教育実践に即した問題を出題し、問題解決能力や現場対応能力等を測定します。
より詳しい内容は令和6年度日本語教員試験の出題内容及びサンプル問題を参照ください。
難易度
お話を伺った先生は、下記のようにおっしゃっていました。
経験者でも難しいと感じる部分はありました。
聴解はひとつの問題に2つのタスクがあり、じっくり考える時間はありません。
筆記(読解)試験も100分で60問あり、あっという間に過ぎてしまいます。
特に、評価法の所が割と難しく時間がとられてしまいました。
割と量も多く、難しい個所もあるとの事で、しっかりと勉強して挑まないといけない感じですね。
どんな問題がでたのか、今後詳細が発表されるかと思いますが、ご自身の得意不得意箇所を把握できるといいのかもですね。
登録日本語教員試験対策
今回、実際に受験された先生の話を聞いて思ったのは、試験を受ける際は、きちんと勉強して望まないと難しそうです。
もちろん、参考書を購入し独学勉強することもできますが、多くの日本語学校が登録日本語教員試験対策コースを設け始めています。
まだ、開設されたばかりで、色々な学校で割引キャンペーンを実施しています。
今後、登録日本語教員試験を受験される予定の方は、少しでも安い時に、対策コースを受けてみてもいいと思います。
学校名 | コース名 | 金額 |
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キャンペーンに関しては、今後終了または変更される可能性がありますので、ご注意ください。