日本語教師養成講座を受講したいけど、少し受講料が高くて躊躇している人も居るのではないでしょうか。
そんな方に是非、利用してもらいたいのが経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」です。
補助を受けるには、条件がありますが、対象になる方は、検討してみても良いと思います。
この支援は、期間がありますので、お見逃しなく!
また、今後、補助金額が変更になる可能性があるようです。
そうすると、還元される金額も減る可能性がありますので、今のうちに利用してみて下さい。
【こんな人に読んでもらいたい】
安い日本語教師養成講座を探している人
日本語教師になりたい人
学び直しを検討している人
転職を検討している人
リスキリング(学び直し)支援事業とは
リスキリング(学び直し)支援とは、経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の事です。
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業は、個人が新たなスキルを学んで転職を経てキャリアアップするために、キャリア相談、リスキリング、転職までを一体的に支援するサービスを提供する事業者に対して補助を行う事業です。
経済産業省からの補助金は、事業者に支払われますが、その後、事業者は、その補助金以上の負担が軽減された価格で講座を提供することになります。
各補助事業者によって受講金額や負担軽減の金額は異なりますので、気になる方は、対象の事業者にお問い合わせください。
対象になる条件
個人が「リスキリングを通じたキャリアアップ支援」を受けるには、下記の条件を満たす必要があります。
- 転職などのキャリアチェンジを検討されている方
- この支援事業に申し込まれるタイミングで企業等と雇用契約を締結されている方
対象者:正社員、契約社員、派遣社員、パート、アルバイトの方
対象外:経営者、個人事業主、フリーランス、家内労働者等の企業等と雇用契約を締結されていない方、国家公務員及び地方公務員の方
いつから開始?
既に開始されております。
今後も事業者の追加はあるようですが、2024年4月現在、既に開始している事業者は、こちらの事業開始事業者一覧(PDF)からご確認ください。
いつまで行われる?
直近の公募から、令和8年度度末まで行われることになったそうです。
令和8年度末までですので、2027年3月31日までです。
講座修了が2027年3月31日以降になっても、期間内に申し込みをしていれば、補助金対象となるようです。
ただし、その後の転職は、2027年4月30日までに行う必要があります。
この日以降に転職をした場合は、補助金の一部がもらえなくなるようです。
詳しくは、リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業費補助金の資料をご参照下さい。
リスキリングを通じたキャリアアップ支援
リスキリングを通じたキャリアアップ支援では、「キャリア相談」「リスキリング」「転職」まで全て支援してもらう事ができます。
本事業に参画する事業者から、次の①~③のサービスを一体で受けることができます。
- キャリア相談(無料)
キャリアコンサルタント等の民間の専門家に自らのキャリアについて相談。具体的には、これまでのキャリアやゴールの設定、一人一人に適したリスキリング講座の検討のサポート等が含まれます。
- リスキリング(受講費用の負担を軽減)
キャリア相談の結果を踏まえて、リスキリング講座を受講
- 転職支援(無料)
キャリア相談、リスキリング講座の受講等を踏まえて、転職に向けた支援や職業紹介
リスキリングを通じたキャリアアップ支援の補助金額
最大56万円の補助が支払われます。
ただし、一回で全ての金額が支払われるのではありません。
下記の通り、2回に分けて条件をクリアした場合にのみ、全額(対象講座の金額に応じて異なります)が支払われます。
【条件】
- リスキリング講座の受講を修了した場合:
講座の受講費用(税別)の1/2相当額(上限40万円)
- リスキリング講座の受講を経て実際に転職し、その後1年間継続的に転職先に就業していることを確認できる場合:
追加的に講座の受講費用(税別)の1/5相当額(上限16万円)
ここで指す「転職」とは、①補助事業で実施された職業紹介による転職、又は②転職支援を実施する職業紹介事業者が自社で雇用する転職により、新たな雇用契約を締結した場合になりますので、ご注意ください。
- 転職は、2027年4月30日までに完了している必要があります。(この日以降に転職をして、1年間継続的に就業していても、対象にはなりません。)
- リスキリング講座に対する補助を受けるためには、リスキリング講座の受講が、転職先における入社日までに修了している必要があります。
日本語教師養成講座は対象講座?
これまで、リスキリング(学び直し)支援についてみてきましたが、日本語教師養成講座は対象なのでしょうか。
結論、1校対象校がありました!
これから日本語教師養成講座を受講する人で、条件に当てはまる人は、是非是非活用してほしいです。
KEC日本語学院での還付金額
KEC日本語学院の日本語教師養成講座は、一番高い物でも70万円程度になります。
そのため、最大金額の56万円はもらえないと思われます。
(最大金額は受講料が80万円以上の場合になります)
税抜き価格 | |
日本語教師養成講座420時間コース | ¥537,06 |
日本語教師養成講座420時間コース +試験対策30Hコース |
¥600,56 |
日本語教師養成講座420時間コース +試験対策60Hコース |
¥631,96 |
日本語教師養成講座420時間コース +試験対策90Hコース |
¥660,66 |
日本語教師養成講座420時間コース +TOEIC講座 週1回・6か月コース |
¥694,73 |
補助金は、税抜き価格で計算されます。
詳細なコース内容等は、KEC日本語学院リスキリング講座一覧をご確認ください。
まとめ
今回は、リスキリング(学び直し)支援を受けられる日本語学校「KEC日本語学院」についてご紹介しました。
【支援を利用できる人の条件】
- 転職などのキャリアチェンジを検討しており、この支援事業に申し込む時点で企業等と雇用契約を締結している人
【補助金を貰える条件】
- リスキリング講座の受講を修了
- リスキリング講座の受講を経て実際に転職し、その後1年間継続的に転職先に就業していること