日本語教師をしていると、日本語学習者さんから「おすすめの日本語学習教材ってありますか」なんて質問を受ける事、ありますよね。
今回は、たくさん日本語を読みたい!という学習者さんにおすすめ多読ができるサイト&本をご紹介します。
自習だけでなく、レッスン内に取り入れることもできるので、工夫して活用してみて下さい。
【こんな人に読んでもらいたい】
- 日本語学習の多読サイトや本を知りたい人
- レッスンで多読をしたい人
- おすすめの多読サイトや本を知りたい人
日本の文化
日本の四季・伝統・観光など日本について幅広く学べる記事が掲載されているサイトです。
MATCHA
MATCHAでは、日本の観光・文化・ホテル情報をメインに、、日本の観光情報を発信している、日本最大級の訪日外国人、インバンド向けのwebサイトです。
ホテル、温泉、食事、買い物、モデルコースなどの情報が豊富なので、日本に旅行に行きたい人には是非読んでもらいたい内容ばかりです。
ひろがる
ひろがるは、独立行政法人国際交流基金関西国際センターが運営しているサイトで、12のトピックに関する日本の情報を読んだり、聞いたりし、様々な日本や日本語に触れることができるサイトです。
【12のトピック】
- 星・夜空
- 武道
- スイーツ
- 書道
- 本・図書館
- 音楽
- アウトドア
- カフェ・お茶
- スーパー・市場
- アニメ・マンガ
- 寺・神社
- 水族館
多読ができる無料サイト
無料なのに、種類も豊富で学習者さん向けではありますが、レッスンでも取り入れられるようなコンテンツがたくさんあります。
にほんごたどく
にほんごたどくは、NPO多言語多読が運営するサイトで、日本語教師の方がもっと多読環境を充実させたいという思いで始めました。
約20年が経ち、現在は、レベル別 日本語多読ライブラリーやにほんご多読ブックスの出版もされています。
無料のwebサイトは、日本語以外にも英語、韓国語、スペイン語に対応しています。
読み物がいっぱい
読み物いっぱいには、初級レベル・中級レベル向けで著作権フリーの読み物があります。
日本語の読み物をたくさん読んで日本語が上手になりたい人、読み物を使って楽しく効果的に日本語を教えたい人のためのサイトです。
多言語絵本の会Rainbow
多言語絵本の会Rainbowは、海外に住んでいる日本人の子ども向けのサイトです。
そのため、掲載されている本は、子どもの本がメインになります。
割と珍しい言語の掲載もあるので、対象者が子どもでなくても利用できそうな物もあります。
たどくひろば
たどくのひろばでは、多読のための読み物が無料で公開されています。
中級程度の人向けの物が多くあり、全ての作品で改変や二次使用も認められています。
レッスン内で使用することも、もちろん可能です。
子ども~大人まで、幅広い層に興味を持ってもらえる内容の物が多くあります。
やさしい日本語のニュース
物語よりもニュースの方が好きという学習者さんもいますので、その際は、是非、下記のサイトを紹介してみてor使ってみて下さい。
ニュース内容によっては、やさしい日本語で書かれていても少し難しく感じるものも多くあります。
私は、レッスンで使用する際は、予習として事前に分からない言葉をピックアップしてもらい、レッスンでは言葉の意味の確認をしてから、本文を読んでいます。
学習者さんのレベルによりますが、分からない言葉が多すぎると、レッスン中に無言の時間が多くなりやすいので、柔軟に対応方法を変えてみると良いと思います。
おすすめ多読のできる本
ここまでは、webサイトをご紹介しましたが、多読の本も多数出版されています。
レベル別日本語多読ライブラリー
先に紹介したNPO多言語多読が運営するにほんごたどくから生まれた多読の本になります。
入門(レベル0)から中級(レベル4)まで、レベルは5段階に分かれております。
レベル別に語彙や文型・表現をコントロールされており、漢字には全てふりがなが付いています(レベル3まではカタカナにもふりがなアリ)。
また、難しい語彙・表現があっても、イラストや前後の文脈などから類推できるように工夫されています。
げんき多読ブックス
げんき多読ブックスは、『初級日本語げんき』各課で学習ずみの文法や語彙を使って書かれた、初級レベルの多読教材です。
まとめ
今回は、日本語学習者向け多読サイト&本をご紹介しました。
【多読ができるサイト】
【多読本】
多読としての目的以外にも、アレンジ可能なものが多いため、レッスンでも柔軟に利用できるのも魅力です。
サイトは、基本的に無料ですので、是非気になった方は、チェックしてみて下さい。