オンライン日本語教師は、働く場所も選ばず、旅をしながら仕事をし続けることができるので、最近、かなり注目されている仕事だと思います。
また、育児や介護などと両立できたり、副業としてもできるので、興味のある方は多いと思います。
私自身、イタリアで子育てをしながらオンライン日本語教師をしています。
そこで今回は、私の実体験も含め、オンライン日本語教師になる方法3つご紹介します。
ご自身がどれが良いのか、どれに該当するのかチェックしてみてください。
【こんな人に読んでもらい】
- オンライン日本語教師になりたい人
- オンライン日本語教師のなり方を知りたい人
- 稼げるオンライン日本語教師になりたい人
未経験資格なしでもOK?
結論、始める事はできます。
未経験でも、無資格でも日本語がネイティブ並みに話せる人であれば、教えようと思えば、教えられます。
しかしながら、全く知識がないと、教えるのは難しいと思います。
例えば、下記の言葉を聞いて、何の事だか分かりますでしょうか。
- まるごと
- て形の作り方を辞書形から教える
- 普通形とは など
上記の事は、日本語教師の方なら、何の事かすぐに分かります。
全く日本語教育に関する知識がゼロで、日本語を教えたいのであれば、文法のレッスンは難しいと思いますので、会話メインのレッスンになると思います。
ただ、会話レッスンでも、上手に相手からの発話を誘導したり、レベルに合った語彙コントールが必要になりますので、個人的には、全く知識ゼロで日本語教師を始める事はおすすめしません。
「ちょっと興味があるから始めてみたいな」という方は、日本語教育に関する本を1冊読んでみると良いと思います。
その他Amazonなどでは、多数の日本語教育に関する本が出版されています。
高くはないので、まず1冊お好きな本を読んでみて頂きたいです。
英語話せないけど大丈夫?
英語など媒介語が話せなくても、問題ありません。
日本語のレッスンは、日本語で教える事が大前提です。
よく日本語教師をしていると言うと、「英語が話せるんですね」などと言われますが、日本語教師は日本語が話せればいいんです。
私の知っている日本語教師の方でも、他の言語は全く話せない先生はいます。
ただし、英語力など他の言語が話せると、プラスになる事はあります。
例えば、ゼロ初級者とのレッスンをする際、全く日本語が分からない人へ教える場合は、必要に応じて媒介語を使った方がスムーズに進む事があります。
オンライン日本語教師であれば、世界中の人とレッスンをする機会があるので、英語など話せた方がプラスになる事があります。
オンライン日本語教師になる方法
では、ここから、オンライン日本語教師になる方法を3通見ていきます。
ご自身がどの形態が好きなのか、該当するのか確認してみてください。
①業務委託契約
日本語学校や企業と契約をして、レッスンします。
学習者さんは学校や企業が集めてくれるので、先生側は紹介された方とレッスンを行っていけばOKです。
《条件》
基本的に、有資格の方が応募可能です。
未経験でも資格であれば、応募できる事もあります。
《メリット》
集客を行わなくてよく、学校や企業によっては研修もあり、スキルアップにも繋がる。
《デメリット》
レッスン価格は学校や企業が設定しているので、あまり高くない。
使用する教材は、指定されていることが多く、先生は選べない事が多い。
私は業務委託契約で数校(学校&企業)と契約を結んでレッスンをしています。
上手にパズルができれば、割とレッスン数も持て、安定した収入を得る事ができます。
②プラットフォーム利用
オンラインプラットフォームを利用して、オンライン日本語教師をされている方もたくさんいます。
どのプラットフォームが良いのか知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
《条件》
無資格・未経験でも登録さえすれば誰でも始められる。
《メリット》
自分が好きな教材を使ったり、したいレッスンを提供できる。
レッスン価格も自由に設定できる。
《デメリット》
プラットフォームには多くの先生が登録しているので、他の先生とある意味競争をせざるを得ない状況がある。
上手に使えればたくさんレッスンを持てるが、場合によっては、全く稼げないなんて事もあり得る。
また、プラットフォーム利用料約20%程度引かれる。(サイトによって異なります)
③自分でSNSを使って集客
SNSで自分で学習者さんを集め、レッスンを行う事もできます。
どこにも属しておらず、完全に個人で行っていくことになります。
《条件》
SNSでの投稿をコツコツできる人
《メリット》
一番自由度が高く、自分がやりたい事、興味のあることに絞って投稿作成やレッスン提供をすることも可能。
《デメリット》
どんなにSNSのフォロワーが増えても、レッスンをしたいと言ってくれる人がいないと収益にはつながらない。
また、SNSを常に頻繁に更新し続けなければいかず、途中で断念する人が多い。
まとめると…
上記の3通りの方法を表にまとめました。
難易度 | 資格の有無 | 集客 | 価格設定 | レッスン内容 | |
業務委託契約 | 低 | 必要 | 必要ない | 設定不可 | 決まっている |
プラットフォーム利用 | やや高 | なくてもOK | 必要 | 自由に設定可 | 自由 |
SNSを使って集客 | 高 | なくてもOK | 必要 | 自由に設定可 | 自由 |
日本語教師の資格をお持ちの方でオンライン日本語教師をされたい方
業務委託契約資格がなくオンライン日本語教師をされたい方
プラットフォーム利用上記を組み合わせる事も可能です。
私は、一時期、業務委託契約とプラットフォーム利用の両方を活用して、レッスンをしていました。
業務委託契約は、学校や企業との契約内容により、多少異なる事もあると思います。詳細は、応募時または契約時に確認するようにしてください。
ぶっちゃけいくら稼げる?
レッスンをたくさん持てれば、割と稼げると思います。
実際に、私自身、業務委託契約とプラットフォーム利用の両方を活用していた際は、1日6レッスンぐらい持てていて、安定した収入を得られていました。
ただし、レッスンを持てなければ、当たり前ですが稼げないです。
最初から、安定してレッスンを持ちたいのであれば、業務委託契約がおすすめです。
今、日本語教師の資格をお持ちでない方は、日本語教育能力検定試験や国家資格「登録日本語教員」の資格取得へ向け勉強してみても良いと思います。
プラットフォームは、一度登録したら、それ以降サポートはない事が多いです。
そのため、日本語教師としてステップアップする事が難しいと思う人もいます。
そんな悩みを解決してくれたのが新しいプラットフォーム「SuikaTalk」です。
現在、日本語教師募集中とのことですので、興味のある方は、是非チェックしてみてください。
最後に
今回は、オンライン日本語教師になるための3つの方法をご紹介しました。
個人的には、オンライン日本語教師で安定して収入を得るには、資格を取得して業務委託契約を結ぶ事をおすすめします。
ただ、今すぐ資格取得が難しいという方もいると思いますので、まずは、プラットフォームを利用して、並行して、資格取得の勉強もしていくのでもいいと思います。
残念ながら無資格のままだと、何年日本語教師をしていても、資格にはなりません。
今後、長期的に日本語教師をしたいのであれば、資格取得をおすすめします。