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【げんき(GENKI)第16課 初級日本語教科書】教案作成のヒント!無料PDFダウンロード教材アリ

【げんき(GENKI)第16課 初級日本語教科書】教案作成のヒント!無料PDFダウンロード教材アリ
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日本語を教え始めたばかりの先生、初級学習者向けのクラスで、もっと効果的で楽しい授業を作りたいと考えていませんか?

多くの日本語学校や大学で採用されている教科書『げんき』(第3版)は、会話と文法をバランス良く学べる教材です。

しかし、「どのように教案を組み立てたらいいか分からない」「学生がもっとアクティブに参加できる授業にしたい」と悩む先生も少なくありません。

そこでここでは、私の実体験を元に、『げんき』を使った授業で役立つ教案作成のヒントと、すぐに使える無料ダウンロード教材を紹介します。

単なる文法説明に終わらない、学生の「できた!」を引き出す授業を作りたい方に読んでもらえると嬉しです。

【こんな人に読んでもらいたい】

  • げんきの教科書を使って教えている/教えたい人
  • 初級者向け日本語レッスンをしている/したい人
  • 教案作成のヒントを探している人

この記事は、げんきのテキストをお手元に用意して照らし合わせてみると、より分かりやすい内容になっています。

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げんき(GENKI)第16課の学習事項

初級日本語げんき第16課の学習項目は下記の通りです。

  1. ~てあげる・くれる・もらう
  2. ~ていただけませんか
  3. ~といい
  4. ~時
  5. ~てすみませんでした

いつ使うのかを考え、学習者さんが使える状況提示や練習をするように常に心がけれると◎です。文法事項は分かっているのに、話すとまだまだ短文でしか話せない人も出てきます。

発展練習などでは、既習文法も入れて、学習者さんが「話せた!」という気持ちを引き出せると良いですね。

①~てあげる・くれる・もらう

第14課で授受表現を勉強していますので、最初に復習して、それから「て形+あげる・くれる・もらう」に入っても良いともいます。

自分がしてもらった事・してあげた事など、過去の経験や現在の状況などを話してもらうと、学習者さんも色々考えられ、楽しく会話ができるかと思います。

《質問例》

  • あなたは家族に、何かしてあげますか。
  • あなたの友達は、何をしてくれますか。
  • あなたは会社の人に、何がしてもらったことがありますか。

げんきのサイトにも、追加アクティビティがありますので、必要に応じて使用してみて下さい。

②~ていただけませんか

カジュアル~丁寧なバージョンまで練習するので、それぞれ状況設定を分かりやすくすると、説明しなくても伝わると思います。

て形+いただけませんか/くれませんか/くれない?

それ以外にも表現があるので、余裕がありそうでしたら紹介しても良いと思います。

  • ~ていただけませんか。
  • ~てくださいませんか。
  • ~てくれませんか。
  • ~てもらえませんか。
  • ~てくれる?/~てくれない?
  • ~てもらえる?/~てもらえない?

基本的には、長くなれば丁寧さもアップします。

③~といい

自分のことや、自分以外の人のこと、状況などに対して、いい方向に行ってほしいという気持ちを表現します。

SF(現在形)+といい

  • 明日は、晴れるといいですね
  • 大学に合格できるといいですね

ただ、自分に対して使う時は、「~といいんですが/~といいんだけど」と表現します。

また、自分の事に関して言う際、下記の様な文章には注意です。

  • すぐに友達を作るといいですが。
  • すぐに友達を作れるといいんですが。

自分の意志で行動する際の動詞は、可能形を使った方が自然になります。

《練習例》

Aさんに対して「~といいですね」を使って文章を作ってもらう。

Aさん:「週末、沖縄に行くんです」

想定回答例:雨が降らないといいですね。/海がきれいだといいですね。など

Aさん:「沖縄に行くので、飛行機に乗るんです。」

想定回答例:隣の人が良い人だといいですね/面白い映画があるといいですね。など

④~時

「時」は、時制で混乱してしまう可能性があります。

混乱する可能性があるのは、「時」の前の動詞が辞書形orた形の場合です。

  1. 日本に帰る時、お土産を買いました。
  2. 日本に帰った時、お土産を買いました。

この2つの文だと、お土産を買った場所が違いますよね。

①だと、「日本に帰る時」なので、まだ日本に居ない時に、お土産を買った事になります。

②だと、「日本に帰った時」なので、日本でお土産を買ったことになります。

《練習例》

Q:下記は、どんな時に使いますか。

想定回答例:辞書は、日本語が分からない時に使います。

げんき(GENKI)第16課~時練習問題

⑤~てすみませんでした

ここでは、自分がしたことに対して謝る状況に限っています。

て形+すみませんでした

て形は問題ありませんが、ここで初めて「なくて」という形を勉強します。

  • 資料を持って来なくてすみませんでした。
  • レストランを予約しなくてすみませんでした。

ない形の「な」の「い」を「くて」に変換します。

また、カジュアルバージョンとして「~てごめん」も勉強します。

  • 遅れてごめん。
  • 忘れてごめん。

結構、日常生活で使っている言葉だと思いますので、学習者さんもすぐに使う機会があると思います。

絵カード&イラスト

初級の時は、絵カードやイラストを有効に活用して、目からの情報もたくさん取り入れると◎です。

げんきのテキストは対応している絵カードがありますので、購入してみても良いと思います。

げんき絵カード①げんき絵カード②
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その他、私のサイトにもイラストがあり無料ダウンロードできますので、良かったら使ってください。

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無料PDFダウンロード教材

第16課の「て形+あげる・くれる・もらう」を使った練習問題を考えてみました。

良かったら参考にしてみてください。

練習問題

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