海外で働きたいから日本語教師になる人も居るぐらい、日本語教師の方の多くは、海外が好きな人が多い印象です。
海外での日本語教師の求人もちらほら見ますが、その多くがアジア圏・オーストラリア・ニュージーランド・アメリカ・カナダ辺りです。
ヨーロッパでの日本語教師の求人は、正直、多くはありません。
ただ、ゼロではありません。
そこで今回は、どうやってヨーロッパでの日本語教師の募集を見つけたら良いのか、どの国に求人があるのかなどをご紹介していこうと思います。
【こんな人に読んでもらいたい】
ヨーロッパでの日本語教師になりたい人
ヨーロッパでの求人の見つけ方を知りたい人
海外で日本語教師になりたい人
ボランティアやインターンシップ情報を知りたい人
ヨーロッパって需要はあるの?
結論、アジア圏ほどではありませんが、需要はあります。
ヨーロッパの国に住んでいる人、日本文化が好きな人などが多く、割合としては初級が多めの印象です。
大人の方で、ひらがな・カタカナから一緒に勉強する人もたくさんいます。
私が教えている学習者さんの中には、日本にはいった事の無い人もいます。
それでも、アニメが好きでYoutubeなどで見ていて、日本語を勉強したいと思うようになったりなど、きっかけは様々です。
英語力は必要?
英語力は、あった方が教えられる学習者さんの幅が広がります。
先に書いた通り、ゼロ初級の人も多くいるため、ある程度媒介語を使用した方が、レッスンがスムーズに進む事があります。
また、英語だけでなく、その他の語学力、スペイン語やフランス語、イタリア語などのヨーロッパ言語が話せると、かなりプラスになると思います。
一部、ヨーロッパでの日本語教師の求人には、英語力が中級以上などの条件がある場合があります。
ヨーロッパで日本語教師になるは、英語または、その他の語学力があった方が有利になると思われます。
求人はどうやって探すの?
ヨーロッパでの日本語教師の求人は、ある特定のサイトにあるというよりも、様々なサイトに「ぽん」とある日、求人が載る事が多いです。
そのため、常に色んなサイトに目を通しておく事をおすすめします。
【ヨーロッパでの求人が載る可能性があるサイト】
かなりたくさん載せましたが、本当にどこにいつ求人が載るか分からないので、これぐらいのサイトは、定期的に見るようにしておいた方がいいです。
ヨーロッパでの日本語教師の求人は、割と締め切りが短かったりする場合もありますので、スキマ時間等に、チラッと見ておくようにすると良いです。
どの国の求人が多いの?
ヨーロッパと一言に言っても、全ての国で求人があるわけではありません。
割とよく見かけるのが、ポーランドやフランス、イギリスあたりです。
ポーランドは親日の国として知られており、ICHIGO(ポーランド)は、ポーランドの8都市で日本語コースを提供しています。
フランスには、2015年9月、フランスのアングレームにヒューマンアカデミーの「日本のマンガ・アニメ専門校」が設立されました。ここには、日本語コースもあります。
イギリス・ロンドンには、日本にも日本語学校を持っているアルファ国際学院がロンドン校も運営しています。
数年に一回程度ですが、イギリス版MixBで求人を見る事がありますので、イギリスで働きたい方は、チェックしてみて下さい。
全ての国で、ビザサポートがあるわけではありません。
一部の求人では、既に現地で働けるビザを持っている事が条件とされている場合もあります。
また、ワーキングホリデービザが取得できる年齢まで(概ね30歳まで)を可能としている場合もありますので、応募の際には、ビザに関しても確認するようにしましょう。
ボランティアやインターンシップ
ヨーロッパの国では、日本語教師のボランティアやインターンシップを募集している事もあります。
ボランティアやインターンシップの場合、未経験や資格が無くても応募できる事もありますので、現在、日本語教師の資格を持っていない人も、トライしてみることができます。
【ヨーロッパの国でボランティアやインターンシップを紹介しているサイト】
- BBI(株式会社Big Bridge International)
⇒ドイツでのボランティアができます。 - インターナショナル・インターンシップ・プログラムス(iiP)
⇒海外教育交換プログラム・カレッジプログラムがあり、北欧諸国(フィンランド・スウェーデン・デンマーク・ノルウェー)など、かなり多くの国を選択することができます。 - キャリアエクスチェンジ
⇒ポーランドでの日本語アシスタントインターンシップが出る事があります。
これらのボランティアやインターンシップは、参加費用やビザ代などを払って行うものになります。
特に報酬がもらえるのではなく、「経験を買う」という感覚になります。
内容はとても魅力的なのですが、わりと高額になりますので、その点ご検討下さい。
未経験や資格なしでもOK?
ヨーロッパの国で日本語教師の中には、未経験OKや資格がなくてもOKの場合もあります。
ただ、あった方がいいですし、経験が有資格者が同じ求人に応募した場合は、そちらが有利になると思われます。
現在資格がないけれど、今後、日本語教師として働いていきたい人でも、日本語教師養成講座を受講することができます。
海外からでも、文化庁届出済みの日本語教師養成講座を受講できるのは、ヒューマンアカデミーになります。
気になる方は、是非チェックしてみて下さい。
日本語学校以外の求人
ヨーロッパでの日本語教師の求人は、日本語学校だけではありません。
私が実際に行っていたり、見た事のある求人は下記のとおりです。
- 子どもへ日本語を教える個人の家庭教師
- 日本語補習校での教員募集
- オンライン日本語教師
- 現地企業での日本語教師
中には、未経験や無資格でも応募できる事もあります。
実際、私は①のイギリス人の子どもへ日本語を教える家庭教師をしていましたが、当時は未経験&無資格でした。
それでも、親御さんは私の人柄を見て採用して下さって、約1年程度ですが、子ども3人に日本語を教えていました。
この様な求人もありますので、やはり求人サイトをこまめにチェックして、常に最新情報をゲットしておくとよいと思います。
まとめ
今回は、ヨーロッパでの日本語教師の求人について書きました。
求人数自体は多くありませんが、ゼロではありません。
特に希望の国が無いのであれば、ポーランドは割と常に求人がありますので、おすすめです。
逆に、住みたい国が決まっている場合には、まずはオンラインで日本語教師を始め、現地に行ってから、現地の言語で求人を探した方が良いと思います。