2024年(令和6年)11月から始まる日本語教師の国家資格試験「日本語教員試験」対策として、アルクから用語集が発売されました。
試験内容は、2024年4月現在、まだ詳細は発表されていませんが、「必須の教育内容」の 50 項目に基づくものとされています。
今回、アルクから発売された用語集も、これに対応しております。
現在日本語教師の方も、正直、日々の日本語レッスンの中では使用しないため、忘れてしまっている事も多いはずです。
国家資格取得を目指すのであれば、是非、今から勉強を始めてみてはどうでしょうか。
【こんな人に読んでもらいたい】
日本語教師の国家資格取得をしたい人
日本語教員試験対策をしたい人
2024年11月の試験に合格したい人
\さっそくチェックする/
日本語教員試験の試験内容
2024年4月現在、まだ詳細な試験内容は発表されていませんが、必須の教育内容50項目に対応した内容が出題されるとの事です。
下記は、2023年(令和5年)に行われた、日本語教員試行試験の内容です。
試験時間・問題数
試験は①基礎試験と②応用試験のどちらも行われました。
試験①(基礎試験)
基礎試験では、日本語教育を行うために必要となる基礎的な知識及び技能を区分ごとに出題、「必須の教育内容」から網羅的に出題されます。
区分 おおよその出題割合
(1)社会・文化・地域 | 約1割 |
(2)言語と社会 | 約1割 |
(3)言語と心理 | 約1割 |
(4)言語と教育(教育実習を除く) | 約4割 |
(5)言語 | 約3割 |
試験②(応用試験)
応用試験では、基礎的な知識及び技能を活用した問題解決能力を測定します。
教育実践と関連させて出題され、区分を横断する出題のため、領域ごとの出題割合は示されません。
応用試験の一部(音声問題)は、日本語学習者の発話や教室での教師とのやりとりなどの音声を用いて、より実際の教育実践に即した問題を出題し、問題解決能力や現場対応能力等を測定します。
令和5年12月に行われた、日本語教員試験試行試験の内容の詳細を確認する事ができますので、気になる方は、合わせて目を通してみて下さい。
この「必須の教育内容50項目」というのは、日本語教師養成講座でも勉強する内容になります。
尚、この必須50項目が全て網羅されている学校として、必須の教育内容50項目に対応した日本語教員養成課程等の一覧が発表されていますので、合わせてご確認ください。
必須の教育内容50項目とは
必須の教育内容50項目とは、登録日本語教員になるうえで、必ず実施されるべき内容の事です。
【必須の教育内容50項目】
①【社会・文化・地域】
(1)世界と日本の社会と文化 (2)日本の在留外国人施策 (3)多文化共生 (4)日本語教育史 (5)言語政策
(6)日本語の試験 (7)世界と日本の日本語教育事情
②【言語と社会】
(8)社会言語学 (9)言語政策と「ことば」 (10)コミュニケーションストラテジー (11)待遇・敬意表現 (12)言語・非言語行動
(13)多文化・多言語主義
③【言語と心理】
(14)談話理解 (15)言語学習 (16)習得過程(第一言語・第二言語) (17)学習ストラテジー (18)異文化受容・適応
(19)日本語の学習・教育の情意的側面
④【言語と教育】
(20)日本語教師の資質・能力 (21)日本語教育プログラムの理解と実践 (22)教室・言語環境の設定 (23)コースデザイン
(24)教授法 (25)教材分析・作成・開発 (26)評価法 (27)授業計画 (28)教育実習 (29)中間言語分析
(30)授業分析・自己点検能力 (31)目的・対象別日本語教育法 (32)異文化間教育 (33)異文化コミュニケーション
(34)コミュニケーション教育 (35)日本語教育とICT (36)著作権
⑤【言語】
(37)一般言語学 (38)対照言語学 (39)日本語教育のための日本語分析 (40)日本語教育のための音韻・音声体系
(41)日本語教育のための文字と表記 (42)日本語教育のための形態・語彙体系 (43)日本語教育のための文法体系
(44)日本語教育のための意味体系 (45)日本語教育のための語用論的規範 (46)受容・理解能力 (47)言語運用能力
(48)社会文化能力 (49)対人関係能力 (50)異文化調整能力
(参照:文化庁発表・日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律案(仮称)の検討状況について令和4年12月)
日本語教師養成講座の理論科目で勉強した内容ですが、これをまた全部自分一人で独学で勉強し直すのは、結構大変ですよね。
そこで、アルクから日本語教員試験 対策用語集として効率よく学べるように用語集が発売されました。
アルク「日本語教員試験対策用語集」について
アルクでは、過去の検定試験対策講座や教材開発でのデータを分析し、今知らないと困る用語、これから頻出する可能性のある用語をバランスよく選出しています。
見やすく分かりやすい様に、「必須」「重要」「基本」アイコンが付いており、学習しやすいように構成されています。
「必須」
過去の検定試験で出題頻度が高かった用語や近年必須の知識となっている用語
「重要」
最近注目されているものや日本語教育に携わる上で押さえておきたい用語
「基礎」
全体の基礎となる用語
図解やQRコードなどもあり、最新のものやアルクオリジナルのデータを確認することもできます。
中身が気になる方は、日本語教員試験対策用語集(アマゾン)にて、サンプルが確認できますので、チェックしてみて下さい。
専用アプリ「booco」
スマホで用語チェック&簡易電子版閲覧が可能です。
各章末の用語チェック問題にさらに問題を加えたものが、アルク提供の無料アプリboocoで挑戦できます。
さらに、簡易的な電子書籍(製品版の電子書籍とは異なります)も閲覧可能です。(書籍内記載の専用コードが必要)
日本語教員試験2024年の日程
令和6年度の第一回日本語教員試験は令和6年 11 月 17 日(日)に行われます。
詳細については、今後発表予定です。
受験料は以下の通りです。
通常 (基礎&応用) | 18,900 円 |
基礎試験免除 | 17,300 円 |
基礎試験及び応用試験免除 | 5,900 円 |
どれに当たるは、ご自身が下記の図のどのルートになるかによります。
まとめ
今回は、アルクから発売された日本語教員試験対策用語集についてご紹介しました。
日本語教師養成講座を受講された方は、理論科目の教科書を読み直せば独学する事は可能ですが、かなり膨大な範囲になりますので、用語集を1冊持っておくのもアリです。
まとまっているので、頭の中も整理されやすいです。
2024年11月の国家資格取得を目指す方は、今から勉強を始めてみましょう。
\さっそくチェックする/