【すぐに使える】ひらがな・カタカナの「読む練習」に特化した無料ノート
「ひらがなは全部覚えたのに読めない。」
「カタカナの外来語が難しい。」
文字を覚えても、すぐに実際の言葉や街の文字をすらすら読めるようにはなりません。
この記事では、そのギャップを埋めるために作った「ひらがなよみノート」と「カタカナよみノート」を、内容、使い方、向いている学習者、授業での活用アイデアまで、日本語教師の目線で詳しく紹介します。
ひらがな・カタカナの読む練習に使える教材をお探しの先生や、これから日本語を教え始める先生の参考になればうれしいです。
【こんな方におすすめ】
- 文字を読むための練習を探している人
- スラスラ文字を読んでもらいたい人
- 文字学習の教材を探している人
文字を覚えても読めない
ひらがなやカタカナを一通り学んだ学習者でも、単語になると読み間違えたり、読むのに時間がかかったりすることがあります。
つまずきやすい点には、たとえば次のようなものがあります。
- 長音(おおさか、とうきょう、ケーキ)
- 小さい「っ・ッ」、小さい「ゃ・ゅ・ょ」
- 形が似ている文字(ひらがなの「ぬ・め」「わ・れ・ね」カタカナの「シ・ツ」「ソ・ン」など)
- カタカナ語は元の英語と発音が大きく違うため、文字から意味を推測しにくいこと
- 五十音表では読めても、単語を「ひとかたまり」として目で捉えられないこと
こうした点は、実際に言葉を読む経験を少しずつ重ねる必要があります。
そこで、テーマごとに10個ずつ単語をピックアップし、無理のない量で、繰り返し読めるノートを作りました。
よみノートとは
2冊とも、「ひらがな・カタカナを全て勉強した人のための、読む練習ノート」です。
文字を新しく覚えるための教材ではなく、一通り学んだあとに、言葉として読む力をつけるための教材として作りました。
- A4サイズで、印刷して使える
- 1ユニットにつき10語、全6ユニット(合計60語)
- すべての言葉に、イラストと英語の意味つき
- 各ユニットの最後に、答えのページつき
- 指示文はひらがなと英語で書いてあり、独学も可能
ひらがなよみノート(全20ページ)
日本の暮らしや文化に関わる言葉を、テーマ別に読みます。
- Unit 1 たべもの(すし、おちゃ、うどん、てんぷらなど)
- Unit 2 のりもの(くるま、でんしゃ、しんかんせんなど)
- Unit 3 えき・ちめい(しぶや、しんじゅく、おおさかなど)
- Unit 4 にほんの ぶんか(たたみ、きもの、じんじゃなど)
- Unit 5 ぎょうじ(はなび、たなばた、おしょうがつなど)
- Unit 6 きせつ・しぜん(はる、さくら、たいふう、ふじさんなど)
- 付録 にほんの いちねん(1年の行事カレンダー)
カタカナよみノート(全22ページ)
生活の中でよく目にするカタカナ語を、テーマ別に読みます。
- Unit 1 たべもの・のみもの(パン、カレー、コーヒー、スパゲッティなど)
- Unit 2 スポーツ(テニス、サッカー、バスケットボールなど)
- Unit 3 くに(アメリカ、イギリス、オーストラリアなど)
- Unit 4 まち・おみせ(コンビニ、デパート、タクシー、レストランなど)
- Unit 5 みのまわりの もの(ペン、ベッド、ソファ、パソコンなど)
- Unit 6 ようふく(シャツ、スカート、ジャケット、ジーンズなど)
- 付録A なまえを カタカナで かこう
- 付録B くらしの カタカナ ずかん
1ユニットの流れ(①〜⑦)
どのユニットも同じ流れで構成してあります。
① よんでみよう
イラスト、ひらがな(カタカナ)、英語の意味の3点セットで、10語を確認します。
知っているもの、知らないもの、学習者さんによってバラつきができるかと思いますので、様子を見ながら進めて行ってみて下さい。
② ここに ちゅうい
そのユニットの言葉に出てくる、つまずきやすい表記を、英語の説明つきで説明してあります。
長音、小さい文字、てんてん・まる、形の似た文字などを、例の言葉と一緒に確認できます。
③ せんで むすぼう
イラストと言葉を線で結ぎます。
意味と文字を直接つなげる作業で、英語に頼らずに言葉を理解する練習にもなります。
④ えらぼう
イラストを見て、正しい読み方を3つの選択肢から選びます。
選択肢には、てんてんの有無、小さい文字の有無、長音の有無など、似ているような文字を並べております。
⑤ なぞって かこう
5語を、なぞり書きのあとに、自分でも書きます。
ノートの中心はあくまで「読む」ことですが、書くことでより定着を図ります。
⑥ よもう
実際にありそうな場面を想定して組んでいるユニットもあります。(一部、そうでない箇所もあります)
- ひらがなよみノート:おしながき(メニュー)、のりばの あんない、えきの あんない、おみやげやの ねだん、ぎょうじの カレンダー、きせつの あんない
- カタカナよみノート:メニュー、スポーツきょうしつの あんない、くうこうの ひょうじ、ビルの あんない、セールの チラシ、ようふくやの ねだん
読んで終わりではなく、「食べたいものに○をつける」のように、ちょっと楽しめるようにしております。
⑦ ふりかえり
読めた言葉にチェックを入れます。どの言葉が読めて、どの言葉が苦手かが、分かるようにチェック欄を作りました。
つまずきやすい表記だけを確認
特殊な表記は、数が多すぎると学習者の負担になります。
そこで、各ユニットで実際に出てくる言葉に絞って、1ユニットあたり4〜5項目だけを取り上げました。
ひらがなよみノートでは、小さい「ゃ・ゅ・ょ」、長音(おべんとう、とうきょう)、てんてん・まる、「ん」、大きい「つ」(おまつり、もちつき)などを扱います。
「つ」と「っ」の違いは混乱しやすいので、独立した項目にしました。
カタカナよみノートでは、長音の「ー」、小さい「ッ」、「ュ・ィ・ェ・ァ」などの小さい文字、そして「シとツ」「ソとン」「ルとレ」のように形が似た文字を扱います。
説明は英語で書いてあるので、英語が分かる学習者は、自分で確認できます。
付録について
ひらがなよみノートにも、カタカナよみノートにも、付録があります。
付録①にほんの いちねん
ひらがなよみノートには、「にほんのいちねん」という付録があります。
1月から12月まで、月ごとに3つずつの行事を、イラスト、ひらがな、英語、時期つきで並べた表です。
おしょうがつ、せつぶん、ひなまつり、など、日本の行事を載せています。
ただ、文字を読むだけでなく、読むことで、日本の行事についても知れるようになっています。
付録②なまえを カタカナで かこう
カタカナよみノートには、付録が2つあります。
まずは、自分の名前をカタカナでかこうというものです。
先に書いた通り、このノートは「読む」事が目的ですが、自分の名前をカタカナで書く機会は多いと予想し、この付録を付けました。
名前をカタカナで書くときの、基本のルールと特別な音(ファ、ティ、ウィ、シェ、ヴなど)をまとめました。
色々な名前を読む練習に加え、自分や家族の名前を書く練習ができるようにもなっています。
付録③くらしの カタカナ ずかん
日常生活でよく目にするであろう語彙を、8つの場面で分けて紹介してあります。
日本で生活している人なら、レッスンの後、その言葉にすぐに出会う可能性もあり、楽しんで取り組んでもらえやすいかと思います。
どんな学習者に向いている?
向いているのは、次のような学習者です。
- ひらがな(カタカナ)を一通り学び終えた、初級の学習者
- 文字は読めるが、単語になるとゆっくりになる学習者
- 日本で生活していて、メニューや案内表示を読めるようになりたい学習者
- 英語がある程度分かり、英語の補足があると理解しやすい学習者
反対に、次のような場合は、別の教材との組み合わせをおすすめします。
- 五十音を初めて学ぶ段階(文字の導入や書き順の練習は、別の教材で行ってください)
- 書く練習を中心にしたい場合(なぞり書きは各ユニット5語のみです)
- 文を読む練習をしたい場合(このノートは、単語レベルを中心にしています)
ご利用にあたって
このノートに掲載しているイラストは、AIで生成したもの、またはGoogleのNoto Color Emojiを使用しています。
先生ご自身がレッスンで使用したり、教えている学習者さんに配布したりすることは問題ありません。ただし、このノートをそのまま、どこかに掲載したり、販売したりすることはお控えください。
よくある質問
Q.文字をどこまで習ってから使えますか?
ひらがな・カタカナが全部読める段階を想定しています。
拗音、長音、促音などは「ここに ちゅうい」でもう一度確認できますが、初めて学ぶ場合は、先生の説明を添えて頂きますようお願い申し上げます。
Q. 書く練習もできますか?
各ユニットに、5語の書く練習の場所があります。
ただし、書き取りを中心にした教材ではないので、書く練習をたくさんしたい人には、別の教材との併用をおすすめします。
Q. 英語が苦手な学習者でも使えますか?
すべての言葉にイラストがついていて、日本語の指示文もひらがなで書いています。
英語は補助として入れているので、英語が分からなくても取り組めます。
Q. 印刷はどうすればよいですか?
A4サイズで作成しています。
答えのページは、学習者に配るときに外して、先生用として使うこともできます。
Q. 学習者に配ってもよいですか?
レッスンでの使用と、先生ご自身が教えている学習者への配布は問題ありません。
ただし、ノートのそのままの掲載や販売はお控えください。
ダウンロード
「ひらがなよみノート」と「カタカナよみノート」は、下記よりダウンロードできます。
※2つがzip形式でダウンロードされます。
まとめ
ひらがなやカタカナを覚えたあとの「読む練習」は、地味に見えますが、その後の学習の土台になるはずです。
「ひらがなよみノート」と「カタカナよみノート」は、テーマ別の10語を、イラストと英語つきで、無理のない量で読めるように作った教材です。
ひらがな・カタカナの次のステップに迷っている学習者がいたら、ぜひ使ってみてください。

