【日本語教師になりたい方向け】土台を固めて日本語教師デビューをしよう
「日本語教師になりたい」と思ったとき、最初にぶつかる壁は何でしょうか。
養成講座に通うべきか、資格は必要なのか、学習者さんはどこで探すのか。
気になることは、本当にたくさんあると思います。
ただ、これまでいろいろな方からご相談をいただく中で、もう一つ大きな壁があることに気づきました。
それは、「文法は一通り分かっているのに、いざレッスンをするとうまくいかない」という壁です。
なぜレッスンがうまくいかない気がするのか。
もしかしたらそれは、学習者さんのためのレッスンになっていないからかもしれません。
そこで、その壁を越えるための「土台」を学べる内容を、noteでまとめました。
この記事では、どんな内容なのか、どんな方に向いているのか、そして私がなぜこれを書こうと思ったのかについてまとめています。
【こんな人に読んでもらいたい】
- 日本語教師になりたいけど、始め方で困っている方
- 「レッスンがうまくいかない」と感じている方
- レッスンの組み立て方や学習者さんとの向き合い方に自信がない方
- フリーランスやオンラインで、日本語を教えてみたい方
最初につまずきやすいこと
日本語教師の勉強というと、まず文法や語彙、日本語教育の理論が思い浮かぶかと思います。
もちろん、これは大切です。文法を正確に説明できなければ、教師としては成り立ちません。
ところが、実際に学習者さんの前に座ってみると、知識だけでは足りないことがに気づかされます。
例えば、下記の様な事があります。
- 学習者さんが興味なさそうにしている。
- 「分かりましたか。」と聞くと「はい」と返ってくるのに、練習になるとできない。
- 自分ばかり話していて、学習者さんが聞いているだけになっている。
私自身も、この様な経験があります。
文法の知識を付けれる本はたくさんあるのに、レッスンの組み立て方も、学習者さんとの向き合い方などを学べる本は多くないように感じます。
もちろん、日本語教師養成講座の中で、学習者さんとの向き合い方について学ぶ機会もありました。
しかし、養成講座では、主に「留学生を対象」としている事が多いため、日本語教師としてデビューした後、「留学生以外」の方に教えると、また、違った対応やレッスンの組み立てが必要になってきます。
私は、今まで、留学生以外の方に教えて経験の方が多く、また大人の社会人の方へのレッスンをした経験から、どの様な対応をしていけばいいのか、どうレッスンを組み立てていけばいいのかなど、レッスンをしていく中で、たくさん学んできました。
この「日本語教師デビューのハンドブック」には、そういった経験から感じた事を全てまとめています。
「心構え」と「レッスンの作り方」
市販の日本語教育の本は、すでにたくさんあります。文法の解説も、教え方の理論も、探せばいくらでも見つかります。
それでも「本を読んだのに、実際のレッスンで何をどう伝えればいいのか分からない」という声を多々耳にします。
足りないのは知識の量ではなく、「その知識をレッスンにどう落とし込んだらいいのか」という事なのかもしれません。
例えば、先生が話しすぎてしまう問題があります。
レッスンのあとに「今日はたくさん話して疲れたな」と感じたら、それは先生が話しすぎているサインかもしれません。
日本語を練習するのは学習者さんであって、先生ではありません。
その他にも、大人の学習者さんと向き合う時の心構えなど、留学生とはまた違った視点が必要になります。
こうした「教え方や心構えの土台」を、具体例を挙げながら解説しています。
ハンドブックで学べる事
全部で12章あります。
- 第1章 心構え:レッスンの前に知っておきたい8つの心構え
- 第2章 教材づくり:見やすい教材の作り方
- 第3章 レッスンの流れ:50分レッスンの基本
- 第4章 導入:学習者さんの「言いたい」を引き出すコツ
- 第5章 練習・応用:「わかる」を「できる」に変える考え方
- 第6章 フリートーク:自由な会話でも、先生がやるべきこと
- 第7章 ティーチャートーク:やさしく、でも不自然にならない話し方
- 第8章 ケーススタディ:学習者さんが変わると、レッスンは変わる
- 第9章 導入ワーク:学習者さんに合う導入を考える
- 第10章 練習・応用の種類:基本の練習・応用12種類
- 第11章 はじめ方:日本語教師の働き方
- 第12章 付録:レッスン準備で使える教材配布
記事の中には、AIを教案づくりやイラスト作成に使うときの注意点も入れています。
便利な道具ですが、使い方を間違えると、かえって学習者さんのためにならないレッスンになってしまう危険もあります。
付録10点
読んで終わり、にならないように、レッスン準備で使えるデータなどを付録にしました。
- サンプル教案「て形+もいいですか」(編集できるPowerPoint)
- フリートーク・会話のネタ(約100トピック)
- 動詞の変換表(「ます形」からと「辞書形」からの2種類・Excel)
- 深堀りシート(「日本語教師×○○」を考えるワーク)
- トライアルレッスンシート(Word)
- トライアルレッスンで聞くレベル別質問
- よく聞かれる文法や日本語のニュアンスの説明23項
- 初級形容詞一覧表
- 助数詞まとめ表(Excel)
- 教案作成時のセルフチェックリスト
特にサンプル教案は、本文の「基本のレッスンの流れ」の章と照らし合わせながら読めるようにしてあります。
ウォーミングアップから振り返りまで、一本のレッスンがどう組み立てられているのかを、実物で確認できるため、レッスンの流れがイメージしやすくなるかと思います。
「よく聞かれる文法や日本語のニュアンスの説明」は、私が今までので経験でよく聞かれた事を元にまとめています。
「は」と「が」の違いのような文法の質問から、「『ちょっと…』って何?」「『大丈夫です』はYES? NO?」といった、日本語ならではのニュアンスまで盛り込んでいます。
こんな方に読んでもらいたい
日本語をまだ教えたことがない、これから日本語教師になりたい方には、ぜひ読んでいただきたいです。
教え始める前に全体の見取り図が持てるので、何から手をつければいいのか迷いにくくなります。
また、見切り発車で教え始めてみたものの、なんだかうまくいかないという方にも向いています。
そういう方は、文法の力が足りないのではなく、レッスンの組み立てや学習者さんとの向き合い方などで、少し引っかかっていることが多いように感じます。
反対に、文法そのものを網羅的に学びたい方や、日本語教育の理論を深く学びたい方には、この本は向いていません。
そうした内容は、すでに優れた専門書がたくさんあるからです。この本は、あくまで「レッスンをするための土台」に絞っています。
ただ、読み通すだけでなく、付録を使いながら、レッスン準備のたびに必要な章を開く、そんな使い方をしてもらえたらうれしいです。
よくあるご質問
Q. 資格がなくても、日本語教師は始められますか?
個人で学習者さんを見つけて教える形(オンラインのプラットフォームへの登録や、SNSでの集客など)であれば、資格がなくても始めている方はいます。
ただ、日本語学校や企業との業務委託は、資格が必須になっていることが多いのが実情です。
資格があれば、活躍できる場は広がります。
この「日本語教師デビューのハンドブック」を読んでも資格取得とはなりませんが、日本語教師と言う仕事にちょっと興味がある、どんな仕事か知りたい、そういった方には、はじめの一歩として最適かと思います。
Q. 文法の説明にあまり自信がありません。
この本は文法の解説書ではないので、文法そのものは扱っていません。
ただ、初級の学習者さんからよく聞かれる質問と答えを、付録(23項)にまとめています。
実際に、日本語を教えるという事になったら、是非文法に関する知識は、参考書などを手に取り、学んでいただくことをおすすめします。
Q. オンラインレッスンの話が中心ですか?
事例にはオンラインを想定したものが多いです。
ただ、導入の考え方、練習の組み立て方、学習者さんとの向き合い方は、対面でも、オンラインでも同じになりますので、どんな働き方にでも共通するない内容です。
Q. すでに教えている人が読んでも、役に立ちますか?
はい。
第3章から第5章あたりは、「自分のレッスンを見直すチェックポイント」としても使えます。
教え始めてまだ日の浅い方や、何も勉強せず教え始めてしまった方にもおすすめです。
詳細・ご購入はnoteから
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
『【日本語教師になりたい方向け】土台を固めて日本語教師デビューをしよう』は、noteにて公開しています。
本文は約3.5万字、画像は33枚、付録のダウンロード教材は10点で、4,980円でご提供しております。
「学習者さんのためのレッスンが作れる」先生として、最初の一歩を踏み出すときに、この一冊が少しでも支えになればうれしいです。


