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無料イラストあり│日本語初級文型「て形」のフレーズの導入&練習アイデア②

記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

初級日本語クラスの山場ともいえる「て形」。

「て形」を使ったフレーズはたくさん勉強しますので、導入や練習で使えるバリエーションを持っておくと、様々な学習者さんのレッスンに対応できるようになるはずです。

そこで今回は「~て、Vます」「~てから、Vます」「~ています」の3つのフレーズの導入や練習をご紹介します。

記事の最後では、イラストを無料でダウンロードできますので、宜しければ、レッスンでお使い頂ければと思います。

導入や練習は、学習者さん背景に合わせた内容で行っていただきたいと思っております。

ここで紹介する内容が、全ての学習者さんに合った内容とは限りませんので、ご自身の担当されている学習者さんの背景を鑑みて、ご判断いただきますようお願い申し上げます。

【こんな人に読んでもらいたい】

  • て形のフレーズの導入や練習で困っている人
  • これから初級のレッスンを行う予定の人
  • て形の練習で使えるイラストが欲しい人
無料イラストあり│日本語初級文型「て形」のフレーズの導入&練習アイデア①初級日本語クラスの山場ともいえる「て形」。 「て形」を使ったフレーズはたくさん勉強しますので、導入や練習で使えるバリエーションを持って...

「~て、Vます」(動作の連続)

① できるようになること

連続する二つの動作を自然なリズムでつなげ、一連の行動として説明できるようになります。

② 導入例

「~て、Vます」は「一つの物語(流れ)」で、動作の間隔が空かない、密接な関係性が意識できる文で導入すると良いです。

テーマ:朝の準備(ルーティン)

学習者さんに「朝起きます。何をしますか」と聞いて、色々と、朝することを言ってもらいます。

【想定される回答例】

  • スマホを見ます。
  • 顔を洗います。
  • 服を着ます。
  • 朝ごはんを食べます。

⇒「朝、起きて、スマホを見て、顔を洗って、服を着て、朝ごはんを食べます。」

テーマ:学校や会社への移動

学習者さんに「家から学校/会社まで、どうやって行きますか。」や「家から学校/会社に行きます。何をしますか。」などと聞きます。

【想定される回答例】

  • 家を出ます。
  • 駅へ行きます。
  • バス/自転車に乗ります。
  • 電車に乗ります。
  • コンビニでお弁当を買います。
  • 学校/会社に行きます。

⇒「家を出て、電車に乗って、コンビニでお弁当を買って、学校/会社に行きます。」

③ 練習例

 「順番にやる」というリズム感を伝えていきます。

例: 動作の絵カードを2枚並べ、「~て」で文を作ってもらう。

  • 朝起きて、顔を洗います。
  • 靴を履いて、出かけます。
  • スーパーへ行って、野菜を買います。
  • 本を読んで、寝ます。

練習として、わざと長く何個も動詞を「~て」で繋げていくのは良いですが、実際の会話では、2,3個程度で文を終わらせることが多いと思います。

QA例

  • 学校(会社)へ行って、何をしますか?
  • 晩ごはんを食べて、何をしますか?
  • よくどこへ行って、買い物をしますか?

会話練習例

シチュエーションA:明日の予定

A: 明日、何をしますか?
B: 公園へ行って、写真を撮ります。
A: いいですね。そのあと、何をしますか?
B: レストランへ行って、お昼ごはんを食べます。

シチュエーションB:帰宅後のルーティン

A: うちへ帰って、まず何をしますか?
B: 手を洗って、服を替えます。
A: それから、何をしますか。
B: お風呂に入って、ビールを飲みます。

④ ポイント(注意点)

「~て」はあくまで「順序の連結」です。前の動作が完全に終了していなくても、次の動作にスムーズに移る場合は「~て」を使います(例:ご飯を食べて、お酒を飲みます)。

2. 「~てから、Vます」(動作の完了・条件)

① できるようになること

前のことが終わらないと次ができない」という、時間の区切りや条件を明確に表現できるようになります。

② 導入例

このフレーズは、「完了(終わり)」を表しますので、前の動作が「準備」や「条件」になっている状況で提示します。

チェックリストの様な感じで、「これ、終わりOK」という感じてチェックをしていくと、「完了(終わり)」が伝わりやすいかと思います。

1. お料理の準備(手順と準備)

料理は「切る」「洗う」「入れる」といった動作の区切りが明確で、かつ前のステップが終わらないと次へ進めないため、この文型の練習に最適です。

状況設定: 「カレーライスを作ります。どうしますか?」

作れる文の例:

  • 野菜を切ります。
  • 鍋に入れます。
  • 煮ます。

「野菜を切ってから、鍋に入れます。」

「鍋に入れてから、煮ます。」

ポイント: 「切らないと鍋に入れられない」「鍋に入れないと煮られない」という順序を強調できます。

2.旅行の予定

旅行のスケジュールを確認します。「これが終わったら、次はこれ」という行動がイメージしやすいかと思います。

状況設定: 「ハワイ旅行の予定を話しています」

文の例:

  • 10時に空港に着きます。
  • 飛行機に乗ります。
  • ハワイに着きます。
  • ホテルに行きます。
  • 荷物を置きます。
  • ビーチを散歩します。

「10時に空港に着いてから、飛行機に乗ります。」

「ホテルに行ってから、荷物を置きます。」

「荷物を置いてから、ビーチを散歩します。」

③ 練習のポイントや例

前後の動作に論理的な依存関係がある状況を提示します。

場面例:映画館

例文:

  • チケットを買ってから、映画を見ます。
  • ポップコーンを買ってから、映画を見ます。
  • トイレに行ってから、映画を見ます。
  • スマートフォンをオフにしてから、映画を見ます。

④ ポイント(注意点)

「~てから」は「終わるまでは次のことができない(やってはいけない)」という強い結びつきがある場合に使います。

単なる移動中や日常の些細な行動には「~て」の方が自然な場合があります。

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3.~ています

「~ています」は、進行と状態という、異なる概念が同じ形式で表されるため、学習者が混乱しやすいところです。

①できるようになること

学習者がこの文型を習得することで、「今、目の前で行われていること」と「ある時点から続いていて、現在もその結果が残っている状態」を表現できるようになります。

  • 進行(継続する動作): 今まさにしていること(例:ご飯を食べています)。
  • 状態(結果の状態): 動作の結果が続いていて、今その状態であること(例:結婚しています)。

この違いを理解することで、日常の何気ない会話や状況説明の幅が大きく広がります。

② 導入例

進行(継続する動作)の導入

「今」のアクションを強調するために、動作動詞(動きのある動詞)を使います。

ポイント: 「今、〇〇しています」という文型で、「目に見える動き」を実況する練習から入ると良いです。

導入例:学習者さんに「○○さん、今何しますか。」と聞く。

回答例:「日本語を勉強します。」「日本語のレッスンをします。」

「日本語を勉強しています。」「日本語のレッスンをしています。」

状態(結果の状態)の導入

こちらは「動き」ではなく、「物の状態」や「変化の結果」に焦点を当てます。

  • 「結婚する(変化の瞬間)」→「結婚している(その後の状態)」
  • 「住む(移る瞬間)」→「住んでいる(定着した状態)」
  • 「知る(情報習得の瞬間)」→「知っています(情報が頭に入っている状態)」

「時間の流れ」で視覚的に説明すると分かりやすいかと思います。

黒板にタイムラインを引き、点(変化の瞬間)の後に「~ています」という線が伸びている様子を描き、「変化前の時間」と「変化後の時間」を図示すると良いかと思います。

③ 練習例

絵カード

絵カードを見せて「~ています」の文を作る

例:

  1. ご飯を食べています。
  2. 水を飲んでいます。
  3. 走っています。
  4. 泳いでいます。
  5. 勉強しています。
  6. 歌っています。
  7. 踊っています。
  8. 料理しています。
  9. 電話をかけています。
  10. 掃除しています。

QA練習

状態動詞を使ったQA例:家族や親友について話す

  • 家族/親友は、どこに住んでいますか。
  • 何をしていますか。
  • 大学では、何を勉強していましたか。
  • 結婚していますか。
  • iPhoneを持っていますか。
  • 日本語を知っていますか。

④ポイント

「~ています」には3つの意味があります。

(ただ、初級の教科書によっては、「習慣」を取り扱っていない場合もあります)

日本語の「~ています」は状況によって意味が変わります。これを教える時は、以下のように分類して説明すると整理しやすいです。

  • 動作の進行: 「今、本を読んでいます」(動作の最中)
  • 状態の継続: 「結婚しています」「知っています」(状態が続いている)
  • 習慣: 「毎日、走っています」(繰り返している習慣)

★ポイント: 初級の導入では、「動作」と「状態」の区別を意識させることが肝心です。「食べています(動作)」と「(お腹がいっぱいで)座っています(状態)」の違いなど、絵カードや実際の動作で見せると効果的です。

「動詞のタイプ」との相性を理解させる

「~ています」はどんな動詞でも同じルールで使えるわけではありません。

瞬間動詞(変化動詞)と状態:

「死ぬ」「結婚する」「つく(到着する)」のような、一瞬で終わる動詞に「~ています」をつけると、「その変化の結果、今どうなっているか(状態)」を表します。

  • :結婚しています(今、結婚の儀式の最中)
  • :結婚しています(独身ではない状態が続いている)

「知っています」の壁:

「知っています」は「知る」の継続ではなく「状態」です。否定形にする際、「知りません(知らない状態)」になることを伝えます。「知っていません」とは言いません。

無料イラスト

この記事で紹介した3つのフレーズの練習で使えそうなイラストをパワーポイントにまとめています。

下記からダウンロードできますので、宜しければお使いください。

イラストは全てAIで作成しておりますので、著作権フリーです。編集・修正等アレンジ自由です。

※このイラストの販売はお控えください。

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