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無料イラストあり│日本語初級文型「普通形」のフレーズの導入&練習アイデア

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今回は、「普通形」を使った、と思います・んです・時の3つのフレーズの導入や練習を紹介します。

無料イラストあり│日本語初級文型「た形」のフレーズの導入&練習アイデア今回は、「た形」を使った、た形+ことがあります・~たり、~たり・ほうがいいです3つのフレーズの導入や練習を紹介します。 https:/...

記事の最後では、イラストを無料でダウンロードできますので、宜しければ、レッスンでお使い頂ければと思います。

導入や練習は、学習者さん背景に合わせた内容で行っていただきたいと思っております。

ここで紹介する内容が、全ての学習者さんに合った内容とは限りませんので、ご自身の担当されている学習者さんの背景を鑑みて、ご判断いただきますようお願い申し上げます。

【こんな人に読んでもらいたい】

  • 普通形のフレーズの導入や練習で困っている人
  • これから初級のレッスンを行う予定の人
  • 普通形の練習で使えるイラストが欲しい人

対応する課

文型 みんなの日本語 げんき (GENKI)
1. 〜と思います 第21課 第8課
2. 〜んです 第26課 第12課
3. 〜時 第23課 第16課

普通形 + と思います(意見・推量)

①できるようになること

自分の意見、感想、予測を日本語で言えるようになります。

「~と思います」を使うことで、ビジネスの会議や同僚との雑談で自分の考えを柔らかく主張できるようになります。

②導入例

プライベートレッスンでは、学習者さんの「身近な関心事」をテーマにすると良いかと思います。

ここでは「リモートワーク」をテーマにします。

教師: 「リモートワークを知っていますか」

学習者: 「はい、家で仕事をします」

教師: 「そうですね。〇〇さんはリモートワークが好きですか?」

学習者: 「はい、好きです(いいえ、好きじゃないです)」

教師: 「いいですね。じゃあ、会社はどうですか? リモートワークは、会社にメリットがありますか。」

学習者: 「たぶん、あります。」

教師: 「そうですね。会社にメリットがあると思います。」

普通形は学習者さんが混乱してしまう所の一つです。

練習に入る前に、学習者さんの様子を見ながら、普通形の復習やフラッシュカードなどをしても良いともいます。

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③練習例

会話練習

会話練習では、動詞だけでなく形容詞も使った練習ができると良いです。

A:「この資料、金曜日までに終わりますか。」

B:「うーん、ちょっと難しいと思います」(い形容詞)

A:「そうですか。来週の月曜日には、終わりますか?」

B:「はい、大丈夫だと思います」(な形容詞の「だ」に注意)

A:「じゃあ、マネージャーに話します。明日、マネージャーはオフィスに来ますか。」

B: 「明日は、来ないと思います」(動詞の否定形)

A:「そうですか。では、あとでメールします」

イラスト

イラストを見て、「~と思います」の文を色々作る練習です。

下記のイラストでは、Aさんへのプレゼントで悩んでいる状況です。

2択で考え、「~ので、」を使って理由も言ってもらいます。

【例】

  • Aさんは、居酒屋が好きなので、ワインを飲むと思います。
  • Aさんは、よくチョコレートを食べているので、チョコレートが好きだと思います。
  • Aさんは、黒いカバンを持っているので、赤いカバンが良いと思います。
  • Aさんは、ケーキが好きじゃないと言っていたので、タルトを食べると思います。

④ポイント

起りやすい間違いとしては、名詞・な形容詞の「だ」が抜けてしまう事です。

「便利と思います」「休みと思います」と言ってしまう事があります。

文法の説明をする時に、名詞・な形容詞には「だ」が必要だという事を必ず伝えるようにします。

普通形 + んです(説明・強調・関心)

①できるようになること

理由を説明したり、相手に事情を深く尋ねたり、親しみを込めて理由を言ったりできるようになります。

②導入例

遅刻の言い訳や、体調が悪そうな状況など、先生が演技をしても良いですし、イラストなどを用いて行うと良いです。

【導入例】遅刻

教師:これ、どこですか。

学習者:会社です。

教師:そうですよね。(スーツの人を指して)この人何をしていますか。

学習者:電車が来ませんでした。/電車が止まっていました。

教師:そうですよね。2人の人が「どうしましたか」と聞いています。

(2人を指して)「どうしたんですか」

(スーツの人を指して)「電車が来なかったんです」

③練習例

「んです」には、現在形・過去形・動詞・名詞・形容詞を接続が多いので、まんべんなく練習できるように準備をすると良いです。

イラスト

イラストを見て、「~んです」の文を作ってもらいます。

【例】

  • アレルギーなんです。
  • お腹が痛いんです。
  • お金がないんです。/クレジットカードを忘れたんです。
  • 新宿に行きたいんです。/チケットが買えないんです。

文作成練習

場面がを見て、それに合った会話文を「~んです」を使って考えてもらいます。

A:ビールをどうぞ。

B:あ、すみません。今日、車で____んです。

A:ちょっとエアコンの温度上げてもいいですか。___んです。

B:はい、いいですよ。

A:この後、飲みに行きませんか。

B:あ、すみません。ちょっと_____んです。

A:すみません。コピー機が____んです。どうしてか分かりますか。

B:ちょっと見てみますね。

④ポイント

ここでよく聞かれることは「〜んです」と「〜です」の違いです。

一言でいうと、違いは「気持ちや事情(コンテキスト)が入っているかどうか」です。

文型 ニュアンス 例文
〜です 客観的な事実を淡々と伝える 「明日は休みです。」
〜んです 事情・理由・感情を表現する 「明日は休みなんです。」

「明日は休みです」は、言っている人の、気持ちは読み取れません。事実を言っているだけです。

一方、「明日は休みなんです」は、言っている人の気持ちが入っています。

状況にもよりますが、「明日休み嬉しい!」という時にも使えるし、「すみません。私、明日は休みなんです」などと仕事上で使ったりもできますよね。

この様に「~んです」には、言う人の気持ちがあります。

例えば、下記のイラストの場合、日本人は「です」と「んです」どちらを使うか考えてみましょう。

  • 新しいスマートフォンを買いましたか
  • 新しいスマートフォンを買ったんですか

恐らく、多くの方がこのイラストからイメージするのは「買ったんですか」のほうだと思います。

「聞きたい!知りたい!」という気持ちがあり、「新しいスマートフォンを買ったんですか」と聞いているはずです。

この言葉の中には、「いつ・どこで買ったのか。いくらだったのか」という事を聞きたいという気持ちが見えますよね。

「~んです」は「言葉の裏にあるメッセージ」を伝えるための便利なフレーズです。

普通形 + とき

①できるようになること

「~する時、どうしますか?」「〜した時、どうしましたか?」という、条件や特定のタイミングにおける行動やルールを説明できるようになります。

②導入例

行動の差を使って、辞書形(これからすること)とタ形(もうしたこと)のニュアンスの違いを導入します。

【導入例】日本に行く日の空港でしたこと

教師: 「○○さんはいつ日本に来ましたか。」

学習者: 「4月に来ました。」

教師: 「そうですか。日本に行く日は、どうでしたか。」

学習者:「嬉しかったです。/緊張しました。」

教師:「○○さんの国の空港で何をしました。」

学習者:「好きな食べ物を食べました。/お土産を買いました。/スマートフォンで日本のニュースを見ました」

教師:「そうでしたか。日本に着きました。日本の空港で何をしましたか。」

学習者: 「スマートフォンで家の駅を調べました。/日本のSIMカードを買いました。」

教師: 「そうですねか。スマートフォンは大切ですよね。」

「日本に来る時、好きな食べ物を食べました。」

「日本に来た時、SIMカードを買いました。」

  • 日本に来るとき = 日本に行く前の準備(Before)
  • 日本に来たとき = 日本に着いた後の行動(After)

③練習例

QA練習

「~時」を使った質問をして答えてもらいます。最初は、先生が用意しておいた質問をし、その後、学習者さん自身に「~時」を使って質問文を考えてもらっても良いと思います。

質問は、「~時」の前の語彙が動詞(辞書形・た形)・形容詞(い形容詞・な形容詞)・名詞と様々用意しておくようにします。

  • うれしい時、何をしますか。
  • 寂しい時、誰に合いたいですか。
  • 暇な時、よく何をしますか。
  • 日本語が分からない時、どうしますか。
  • 子どもの時、よく何をして遊んでいましたか。
  • 毎朝、起きた時、最初に何をしますか。
  • 国へ帰る時、日本のお土産に何を買いますか。
  • 初めて日本に来た時、どう思いましたか。

会話練習

「~時」を使った会話練習です。

【例①:金曜日の仕事の後の会話】

A: ああ、今週の仕事もやっと終わりましたね。疲れた時、Bさんはいつも何をしますか。

B: そうですね……。すごく疲れた時は、冷たいビールを飲みます。Aさんは?

A: 私はお酒が飲めませんから、疲れた時は、お風呂にゆっくり入って早く寝ます。

B: いいですね。

A: あ、でも、疲れた時は、甘いものが食べたいので、コンビニに行ったりします。

B: 甘いもの、食べたくなりますよね。元気がない時は、甘いものが一番ですよね。

A: 本当にそうですね。Bさんは、元気がない時は何をしますか。

B: 私は元気がない時、YouTubeでかわいい犬の動画をたくさん見ます。

【例②:海外旅行の時のトラブル対処法】

A: Bさんは、よく海外旅行に行きますか。

B:はい、時々行きます。

A:言葉がわからない時、困らないんですか。

B:時々、困ります。でも、言葉がわからない時は、翻訳アプリを使うので大丈夫ですよ。

A:そうなんですね。じゃあ、道がわからない時は、どうするんですか。

B:道がわからない時は、近くのカフェに入って、お店の人に聞いたり、歩いている人に聞いたりします。色んな人と話したいんです。

A:すごいですね。私には、ちょっと難しと思います…。

④ポイント

この文型で混乱しやすいのは、前述の通り「辞書形+とき」と「タ形+とき」の時間の前後関係です。

文字だけで説明するのではなく、矢印などを使い、「その行動をするのは、イベントの『前』か『後』か」を視覚的に示すと分かりやすいと思います。

無料イラスト教材(PPT)

日本語の授業(「~んです」が多めです)でそのまま使える、オリジナルのイラスト教材(パワーポイント形式)を無料で配布しています。

内容: 本記事で紹介した3つのフレーズに対応したイラストスライド

利用規約: 商用利用可(授業での使用・配布OK)、登録不要、編集やアレンジも自由です。

ご注意: イラスト素材の二次配布や転売はお控えください。

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